第1008話詳細感想「パート1」
"頭山盗賊団棟梁アシュラ童子"
狂気!!


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おでんの姿を見て感極まる一同。

しかしアシュラ童子と雷ぞうは違った。

「人は決して過去には戻れない」というトキの言葉を錦えもんも思い出すが、しかし目の前にいるおでんは本物だと信じたい心が強く偽物だと疑う事ができない。

若干狂気交じりの錦えもんの泣き笑い顔が印象的だ。

印象的と言えば雷ぞうと錦えもんの会話を聞いている時のおでん(仮)の表情も何か不気味さを感じさせる。

完全に現実を見失っている錦えもんを殴るアシュラ童子。そしておでんの顔を斬りつけるが血が出ない。

おでん(仮)の正体は何と、というかやはり、カン十郎の絵であった…!!

結局最初に浮かんだ予想が正解だった……アシュラじゃないが本物であって欲しかった!!!

というかこれは錦えもん達を手当てした日和(仮)とカン十郎がおそらく"入れ違い"になっていることが紛らわしさを生んでいる。(加えて挟まった休載も過度な期待感を強めた原因の一つ)

正体が判明した今だから言えるがおでんに化けるのはぬか喜びさせるだけで悪質極まりないのでこの点はオニ丸茶釜のぶんぶく君じゃなくてよかった。カン十郎の仕業というのが一番しっくりくる。

アシュラ童子が錦えもんを殴ったのは目を覚まさせるだけじゃなく偽おでんの不意打ちから守る為でもあった。

それによって偽おでんに刺され倒れるアシュラ童子。

というかなぜカン十郎は生きているのか、元々あのカン十郎は絵だったというわけじゃなくお菊の討ち損じがその理由だった。これはお菊の痛恨のミスとしか言いようがない。

だがほんのさっきまでカン十郎は仲間だったわけなので致命傷を負ってもお菊を理解するアシュラ童子が泣ける。

傳ジローが偽おでんに斬りかかるが遠隔操作のおでんは強かった。

カン十郎の絵がここまで強いとパワーバランスがおかしい気もするが、しかし赤鞘達はついさっきまでカイドウと戦っていたのでその消耗を考慮するとそんなに違和感はないと思う。皆動けてはいるが実際はボロボロなのだろう。

カン十郎の執念は凄まじく今回はモモの助を数す為に城へ戻って来ていた。

加えて錦えもん達への精神攻撃目的でわざわざおでんを再現したわけなので、ここまで来ると清々しい

以前からカン十郎は寝返らないと予想していたのでこの方が敵として見ていてスッキリする。むしろここまでやってこの先最後に一瞬でも味方に寝返ったら個人的にはまず間違いなく逆にモヤモヤする。

ちなみにカン十郎はあそこで死んでいても物語の進行としては問題がなかったはずなのでこの第二ラウンドは今まで以上の黒炭としての執念がカン十郎から発せられることだろう。偽おでんはその始まり。一体どんな展開が待っているのか───

モモの助の身が危ないと気付き焦る一同の隙をついて体に巻き付けていた爆弾に火をつける偽おでん。

完全にナメた口調で錦えもん達を引き付けようとする偽おでんだが、アシュラの決死の覚悟によって一同から引き離される。

邪魔をされた偽おでんは途端に口調がガラリと変わる。カン十郎の皆を吹き飛ばしたかった本気度合いがよく分かる。

偽りでも赤鞘としてずっと過ごしてきたからカン十郎の中にはきっと仲間意識が芽生えている、という予想(希望)を巷で結構見かけるがおそらく真相は完全に真逆で今まで演技(任務)で味方のふりをずっとしてきたからこそ、そのうっ憤がカン十郎の中で相当溜まっているとも解釈できる。

だから錦えもん達(光月家)への恨みはむしろ出会った頃より強まっていても不思議じゃないだろう。最終的にどう転ぶかは分からないとはいえ。

ただ寝ている所をすぐに狙わず最初に精神攻撃で弄ぼうとしたのが裏目に出た結果となったのでこれはカン十郎がマヌケだ。

だが爆発を受けたアシュラ童子は、生死不明だが少なくとももう戦闘には戻れないだろう。

完全に切れた錦えもんはカン十郎を探しに行こうとするが、そこにジャックが立ちはだかる。

ここはイヌアラシが引き受け皆は先を急ぐ。

場面は城内のどこか。

カン十郎が生きていたという事は、案の定あいつも生きていた────

感想は後半へつづく。