第1004話考察
錦えもん達を助けているのは誰なのか?
百獣海賊団に見つかってしまった錦えもん達。
瀕死の状態なので絶体絶命であるがそこには9人ではなく10人いた。
バオファンによると錦えもん達を助けようとしているので味方であるのは間違いない。
果たして一体誰なのか、初見で思ったのはエネル……じゃなくて日和。
体も錦えもん達と比較して小柄だし横顔の印象が日和っぽいと思ったので当初はこれで間違いないと思った。
しかし冷静に考えると日和であれば不可解な点がいくつかある事に気付いた。
第一に何しに戦場に来たという疑問がある。
お玉と違いおそらく能力者じゃない上に光月家の娘なので見つかれば足枷にしかならない可能性が高い。モモの助も不本意で鬼ヶ島に来て狙われているので隠れている方がむしろ皆の為である。
例えば怪我人の手当てをする為に来たとしても錦えもん達は心中覚悟の決意で挑んだので余計な気遣いにもなりえる。この先捕まってしまったら本当にそういう事になる。そもそも強力な治癒系の能力者でもない限り一人で出来ることには限界がありすぎる。
皆が戦っているのに自分だけ隠れているのは我慢できなかったという事であれば、その心意気は大したものであるがそれでもここはじっと我慢し隠れているべきだったのではないだろうか。
他にも天羽々斬を持ってきたという理由も考えられるがなぜもっと前に渡さなかったのかという直球の疑問があるし刀を渡すだけならお玉達にでも託してよかっただろう。
自分で(誰かに)刀を渡さないと気が済まなかったという理由で鬼ヶ島まで来てこの先捕まってしまったらフォローは難しそうである。
といった具合にいくつかの疑問が出てくるので日和以外の可能性も充分考えられるわけである。
この謎の人物の正体について巷では非常に興味深い説が囁かれている。
それはエネル……も実際囁かれているがトキ説が面白いと思った。
20年前に死んだはずであるが実は生きていたとしたら…?
トキ説にも色々と疑問はあるがそれは一旦置いておき、日和と違いトキトキの実という便利な能力を持っているので足枷になる可能性はほとんどないというのは大きい。
それだけじゃなくトキトキの実の能力を駆使すれば錦えもん達も少なくとも討ち入りが終わった後まではその状態を維持できるので助かる可能性が高まる。
もしもこの後百獣海賊団の誰かがそこへ辿り着くももぬけの殻になっていたら本当にトキ説が信憑性を帯びるだろう。だとしたら熱い。
というわけでどれだけ信憑性があるのかはともかく日和説よりも面白いと思うのでこのサイトではトキ説を推すことにします。
他の候補についても興味があればおまけとして(2)をご覧あれ。