第1007話考察
おでんは生きている?だとすればどのような方法で助かったのか


今回現れたおでんが偽物だと仮定した考察は既に行っているのでここでは逆に本物だと仮定してそのトリックを考えてみる。

「ずいぶん歳を取ったな」というのをヒントにするならこのおでんは20年前から歳を取っていない。

という事はつまり生きている理由はトキトキの実の能力が関係している可能性が高いだろう。

例えばトキは能力を覚醒させており、離れた位置から釜の中で死にかけていたおでんを未来へ飛ばしその後自分の死も偽装しておでんを助けたとすれば、錦えもん達を助けていたのはトキという事でも説明できる。

1004話で映っていた人物がおでんというのはシルエットもだが体のサイズでも無理があるのでトキとおでんのセットならその点問題ないことになる。

とはいえトキの死の偽装だけじゃなく能力の覚醒の仮定も正直なところ結構無理があるので、この説の期待値は相当低いと思う。

だからと言っておでん生存説を諦めるのは早い。

以前ジョイボーイがルフィかモモの助に過去から憑依する可能性を考えたことがあったが、それに近い原理でおでんが一時的に復活しているとしたらどうだろうか。

ロジャーとの旅でおでんはラフテルに到達している。

そこで過去の出来事だけじゃなく未来の予言と思われる情報も得ている。

例えばラフテルでおでんは自分の"魂"というか意思のようなものをコピーしており、それが20年後にワノ国で目覚めるように仕組んでいたとすれば、実際のおでんは20年前に死んでいてもある種の亡霊的な形として復活することは不可能じゃないかもしれない。

972話で処刑を控えるおでんにトキは「あなたは死なないでしょ?」と言っていたが、この説が正しいのであればほとんど文字通りの意味で解釈することが出来る。

ただし亡霊的な形というのが具体的にどのようなことなのかは仮説として挙げたものの想像するのは困難を極める

何とか考えるなら、誰かに憑依してその人物をおでんだと皆が幻術に掛かったように錯覚している、という感じだろうか。ちなみに誰かというのはふらっとどこかへ行った福ロクジュなんかいいかもしれない。

他にもコピーおでんではなく本物のおでんの霊魂そのものという事もあり得なくはないだろうが、しかしブルックによって黄泉の国があることは確かといえどそれは反則っぽい気もするし結局実体がある理由が謎なのでコピーおでんによる憑依の方がまだ期待できる気がする。

ちなみに(コピーおでん憑依説も含めた)おでん生存説を後押ししていると取れる事が一つあるかもしれない。

この続きはおまけとして(2)へつづく。