第1007話考察
錦えもん達の前に現れたおでんは偽物?
だとしたら正体は何者なのか
錦えもん達の手当てをしていた人物の正体は日和、トキ、果てはエネルなど様々な説が流れていたが蓋を開けてみると誰も予想していなかったであろうおでんだった。
本物の可能性も考えられるがここでは偽物と仮定して何者なのか推測してみる。
1004話の時点でカン十郎が描いた絵の可能性を考慮したが本当にここで有力候補になったかもしれない。
絵なので1004話で映った影と雰囲気が違っても問題ない。あれはどう見てもおでんじゃなかったので絵だとすればその点説明できるわけである。
しかし逆に言うとなぜ描き直したのかという疑問も出てくる。
そもそも何の為におでんを描き出したのか謎である。(※ただしこれはカン十郎の絵説以外にも当てはまる)
錦えもん達を動揺させる為なのであれば一応納得できそうだが、だとしたらなぜ手当てをしたのかよく分からない。(しかも日和かトキの絵を使い)
なので手当ての部分を考慮したら味方に寝返っておでんを描いた方があり得るだろう。
錦えもん達をぬか喜びさせるだけなのであまりいい趣味とは思えないが、だからこそカン十郎がやりそうな事とも言える。
ただし忘れてはならないがカン十郎は普通に死んでいてもおかしくないので個人的にはこの可能性はあまり高くないと見ている。
次はオニ丸と日和説を考えてみる。
手当てをしていたのは日和で、共に鬼ヶ島に来たオニ丸がおでんに化けて皆の前に現れたと仮定すればこの状況は上手く説明できるだろう。
おでんに化けている理由も狐としてのユーモアだとすれば味方側の人間が化けているより納得できるのではないだろうか。
それに日和はどこか北の地に隠れているとの事だったので、描写はなかったが河松とオニ丸はすでに再会を果たしており信用できるオニ丸をボディーガードとして日和を守らせていたとすれば、二人が一緒にここにいる事の説明にもなる。
ちなみに以前考慮していなかったが日和はオロチを自分の手で殺したいぐらい憎んでいるので、その事を重視して考えれば鬼ヶ島に乗り込んでいるのは不自然ではないだろう。
錦えもん達の心配ももちろんあっただろうが何にせよじっとしていられなかったのでオニ丸を引き連れやってきたのかもしれない。この二人のセットだとこの状況は全て上手く解釈できる。
というわけでこのオニ丸と日和説が最有力候補と見ているが他にも可能性は色々と考えられる。妥当な展開が待っているとは限らないので大穴だと思っていたのが実は正しいこともあり得る。
おまけとして(2)へつづく。