ルフィの戦闘で"覇王色の覇気"が無意識に使われていた可能性のある場面のまとめ
武装色は誰もが使える能力であるが、訓練をしなければその力を引き出すことが出来ない。
覇王色は限られた者しか身に付けることが出来ないが、訓練なしで無意識に発せられることがある。
そして"纏う"ことが出来るので実は武装色に近い性質を持っていると1010話で明らかになった。
だとすれば"2年前"も含めこれまでのルフィの戦闘で覇王色が無意識に使われていたと解釈できる場面がいくつかあるかもしれない。
というわけでそう思った場面をいくつかまとめて見る。
■クロコダイル戦
少し前の考察でも取り上げたがクロコダイルとの最終戦は"血"だけじゃなく覇王色も使われていたと解釈した方が絶対に面白いと思う。
"触れてない"事については纏っているわけじゃなく全身から無造作に発せられていたので厚みが出なかった、もしくはこの頃のルフィの覇王色の威力は大したことがなかったなどで話は合わせられると思う。
そして覇王色の威力といえば、戦闘ではないがこういうのがあった。
■黒ひげの発言
"あの覇気で"という部分は当時では実際の意味での覇気という事でしかなかったが今見れば"覇気"を指していたと取れる。
しかしルフィがジャヤで覇王色を発していたと思われるシーンは特にない。
ただこれは逆に言えば無意識にオーラのような感じで発せられる事があると解釈することができる。(黒ひげはそれを感じ取る事が出来る特殊能力を持っている?)
実際インペルダウンで黒ひげは「以前より覇気も上がっている」と言っていたのでこれは充分ありだと思う。
だとすればクロコダイル戦の解釈もより説得力が増すだろう。
■青キジ戦
何気にこの時ルフィはロギアの青キジを上空に蹴り上げている。
ただしヒエヒエの実は他のロギアと違い露骨に攻撃を受け流さない場合があるので単にそういう事とも言えそうだが、それでも「!!!」付きで吹き飛ばしているので覇気の効果もあったとしても良いと思う。
青キジがそれに気付かなかった事については当時は実力差が開き過ぎていて実体を捉えていてもダメージを感じなかったといった具合に解釈できるのではないだろうか。
青キジで思い出したが頂上戦争でルフィが覇王色を持っていると気付いた時の大将達の反応をここで改めて持って来てみる。
雑魚狩り専用とジンクスだけでこんなにも驚くものなのか、という感じであったが普通の戦闘でも活かせると分かった今見てみると納得の反応かもしれない。
恐ろしい力を秘めているとまで黄猿は言っているので覇王色が最大限活かされると数段階レベルアップする程の力が引き出されるのかもしれない。だとすれば今後のカイドウ戦が楽しみである。
そしてカイドウ戦と言えば、これであの場面も説明できそうである。
■1000話でのカイドウ戦
カイドウも驚き、ビッグマムも真っ青になった1000話でのルフィの一撃。
ヒョウ爺との修行の成果が出てここまでパワーアップした、と思われていたがその後あっという間にこれまでと同じ四皇と新世代の実力差に戻ったので正直1000話記念回という事でのサービスかと思っていた。
しかしここでも無意識に覇王色が混じっていたとすればサービスではなく納得の威力だと見ることが出来るだろう。
そう考えるとルッチ戦などでも見せた最後の踏ん張りのような"底力"は主人公補正ではなく覇王色補正として作中の設定でこれからは解釈することが出来るかもしれない。
これならカタクリ戦もフランペのイレギュラー要因があって運よく勝っただけとはならず良いと思う。
ちなみにこの解釈はルフィ以外にも当てはめる事が出来る気がする。これで個人的に謎だと思っていた"あの人物"の強さの秘密が解けたかもしれない。
おまけとして(2)へつづく。