第1010話考察
ゾロも覇王色の覇気を持っているのか？

これまでゾロがルフィのように覇王色の覇気を発した事はなかったが、今回カイドウは鬼気九刀流を放ったゾロから覇王色を感じ取っていた。

一連の流れを素直に受け取るとゾロも覇王色の使い手のように思える。

という事はつまり"鬼気"とは覇王色のことだったのだろうか？

その可能性は実際あると思う。

元々鬼気の原理自体長年謎だったので覇王色と関連している方が話は分かりやすい。

見聞色にも気配察知と未来予知があるように、覇王色にも実は"個性"があるのかもしれない。

今回攻撃に転化できる性質があるとハッキリしたので生物を威圧する力と自己強化の少なくとも二つの種類があるのは確定している。

他にも純粋な物理破壊の力もおそらくあるだろう。（覇王色同士が衝突した場合だとその力の存在は確定している）

ただし覇王色の使い手でゾロのように気迫で幻を見せる者は今まで一人もいなかったのでこの件はカイドウの勘違いという可能性もなくはない。

例えば「閻魔」にはおでんの覇気がまだ残っているようなのでそれがゾロの"鬼気"と合わさった事によってカイドウを勘違いさせた、という感じだろうか。

ただこれが真相なら正直拍子抜け感があるのは否めない。

ゾロも実は持っていたと煽っておいて実はおでんの覇気でした、と後に明らかになった場合ゾロの印象がよくない気がする。

ロジャーだけじゃなくレイリーも覇王色は持っていたので船長と副船長が覇王色の使い手というのはそういう意味で全く問題ないと思う。むしろロジャー海賊団を彷彿とさせて良いのではないだろうか。

幻を見せる点に関してはミス・ゴールデンウィークのカラーズトラップやジャンゴの催眠術、オニ丸の変身のようにゾロ個人が持つ特殊能力と解釈しても問題ないと思う。

ちなみにゾロが本当に覇王色の覇気の使い手だとしたら、前の考察で立てたあの仮説がほぼ証明されるかもしれない。

おまけとして（２）へつづく。