第1013話考察
キッドがビッグマムに勝つチャンスはあるのか?


まるでこの物語の主人公のようにナミ達の窮地を救ったキッド。

本物の主人公であるルフィは白目を向いて鬼ヶ島から落下中というギャップが凄かった今回であるが、しかしカッコよく現れたからといってキッドがビッグマムに対抗できるとは限らない。

読者の期待を裏切りまくるのがこの討ち入りでは定番になっているのでキッドもこれからビッグマムに簡単に一捻りされてもおかしくはないだろう。

実際地力の差は歴然としていると思うのでキッドが負けるのがむしろ自然である。

しかし"期待を裏切る"というのがポイントになるのであればここでようやくおリンが復活する可能性は0じゃないかもしれない。

"マザーモード"によってお玉に優しく接したのでこのままおリンにならずとも一味を少しだけでも許そう…とはせず、それどころか逃げようとしたお玉をあっという間に手のひらを返し数そうと今回ビッグマムは斜め上の暴走を見せた。

ギャグ漫画のような流れで面白かったが、しかしそこには別の狙いが隠されていたとするならどうだろうか。

つまりおリン復活はもう絶対にありえないように見せるのがこのギャグには込められていたのかもしれない。

キッドの能力は結局のところ物理攻撃が中心なのでビッグマム相手には相性が悪い。

しかしクイーンの頭突きでビッグマムは元に戻ったので"強い衝撃"を頭部に与え続ければダメージは通らなくともおリンのスイッチが入る可能性は0じゃないだろう。

ちなみにキッドはおリンが兎丼で大暴れしていた時にその場に居たので実際にこれはワンチャンあると思う。(上手く行くはどうかは別にして)

というかこれ以外でキッドがビッグマムに対抗できる方法はないと思うので兎丼での一部始終を見ていなかったのであればルフィと同じく絶望的な状況ではないだろうか。四皇が相手だと"カッコいい演出"はほんとど無意味になっている。

ただそれはあくまでサシでやった場合であってビッグマム討伐が不可能と決まったわけじゃない。

おまけとして(2)へつづく。