第1014話考察
覇王色の覇気の"操作"がルフィの勝利の鍵になるのか?


冒頭ですぐに明らかとなったルフィの敗北原因。

カイドウ曰くルフィの覇王色の扱いは"お粗末"なものだったようだ。

という事は扱いが上手くなればもっと良い勝負をしたという事なのだろうか?

その可能性は充分考えられる。

例えば武装色と覇王色のコントロール法が違うのであれば流桜の修行はあまり活きなかったことになる。

逆に言うとこれから覇王色の扱いのコツを掴めば、現在ルフィが持っているポテンシャルだけでも短期間で差を縮めることが出来るかもしれないわけである。流桜の修行が活きるのはむしろここからというわけだ。

しかし仮に修行の成果を100%活かせたとしても、長年実戦で培ってきた百戦錬磨のカイドウの技術に敵うのだろうか? 数日vs数十年の勝負はキツそうだが…

なので覇気の技術勝負だとむしろ歯が立たない気がする。

つまり覇王色の操作が勝利の鍵にはならないと思う。あくまで今より差を縮める程度のものにしかならないだろう。

ちなみに覇王色には忘れてはならない特徴がある。

覇王色は訓練によってコントロールすることは出来てもその威力を上げることはできない。

レイリーによると覇王色は使用者の"気迫"そのものなので仮にカイドウの気迫がルフィを上回っていたら威力技術もどちらの面で見ても勝ち目はないことになる。

さらにギア4の変身ウオウオの実の人獣型で比較しても普通に力負けしている可能性はある。

そして素の状態こそおそらくかなりの差がある。

ならば何も勝てる要素がない・・・かのように思えるがこの敗北でルフィが何かを学びカイドウを超えようとする意思がより強固なものになるのであれば、むしろ覇王色の威力こそがカイドウより上回る要因になる可能性があるのではないだろうか。

鍛えることが出来ないのであれば百戦錬磨のベテランでも趣味が自数のカイドウの覇王色は世界最強クラスじゃない可能性は充分考えられる。

一方のルフィは海賊王になることを躊躇わずに言える度胸の持ち主なので覇王色がカイドウを上回るポテンシャルは現時点のレベルでもある気がする。

海に出て僅か2年程度でここまで来ているのだから短期間で覇王色の威力が伸びる余地は大いにあるだろう。

とりあえずまともに戦ったら勝ち目がない事はハッキリしたので、つまり残すはルフィの何度敗北しても心が折れずに立ち上がるそのド根性に賭けるだけというわけである───