第1015話考察
敗北を通じてルフィは強くなれるのか?
カイドウに再度敗北し海に落とされても、それでもこれから必ずカイドウに勝つと宣言したルフィ。
その根拠がどこから来ているのか気になるところではあるが、ただそもそも戦闘民族じゃないルフィがこれから回復するだけで今までより強くなれるのだろうか?
カイドウに吹き飛ばされる直前に放とうとしたゴムゴムの何か(仮)が勝利の根拠であれば話は単純だが、一芸でどうにかなる相手じゃないと思うので今回見せたルフィの気合は以前と同じように空回りで終わる可能性も考えられる。
しかし何度空回りしても"心"が折れなければルフィは短期間で見違えるように成長できるかもしれない。
それこそが本当の覇王色の真髄なのではないだろうか。
この事は少し前にも取り上げたが覇王色は訓練で鍛えることは出来ず本人の成長でのみ強化される。
メタ的な推測をするとおそらくルフィがカイドウに何度も"無様"に負けているのはこれがルフィの成長を促す最も良い機会だからかもしれない。
世界最強候補の存在に挑むも全く歯が立たず、修行をして更に新たな能力を身に付けてもそれでも歯が立たない、普通ならもう絶対に勝てないと絶望するところだろうが今回のルフィの様子を見る限り死ぬまで(勝つまで)挑み続けるだろう。
勝利の根拠は何もないがその折れない心が最終的にカイドウの覇気を上回るのなら、それこそがルフィの勝利の鍵だと言えそうである。
"根性論"的な発想だがルフィは覇王色の持ち主なのでそこに理論があるのは忘れてはならない。
覇王色を直接戦闘に活かせるようになったのでこれから回復すればそれだけで(サイヤ人とは違う理屈で)以前より強くなる可能性は実際に出てきているわけである。
ちなみにルフィはテレパスとしても開花した可能性があるのでサイヤ人じゃなくとも悟空っぽい進化を辿っている感じはする。この調子で色々と開花すれば本当に人を超えた存在として昇華するかもしれない。
そしてこの推測が正しいなら今まで予想していなかった新たな展開が見えてくる。
この話は(2)へつづく。