第1015話考察
ルフィの"声"はなぜハートの海賊団に届いたのか?
今回ルフィとモモの助はほとんどテレパシーと呼べるレベルで互いに会話をしていた。
ただ正確にはルフィが一方的にモモの助に語りかけていたのでルフィの方はモモの助の声を完全な形で聞き取れていたかどうかはまだ分からない。
しかしモモの助の存在を察知して言葉を伝えていたのは確かなので、ルフィがモモの助と同じレベルに覚醒すればこの二人は完全に別種の存在に昇華したとすら言えそうである。
ただ今回ちょっと気になったのはこの二人だけじゃなく潜水艦のポーラータングに残っていたハートの海賊団の面子も"声"を聞けていたこと。
感想の中で城の中にいる電伝虫を通じて声を聞いた可能性を挙げたが、だとすれば「麦わらじゃねェかァ!!?」と声の主がルフィだと驚くのは変なので、もう一つの可能性として挙げたある程度の距離にいればモモの助じゃなくともルフィの声が聞こえるで間違いないかもしれない。
一応覚醒度は低いがモモの助のように声を聞ける存在がハートの海賊団の中にもいる、という可能性も0じゃないとは思うが正直それはバーゲンセールすぎると思うのでルフィの能力によるものだと素直に捉えて良いと思う。
もしかしたら声を"受け取る"能力に長けているのがモモの助で、ルフィの方は声を"届ける"能力に長けているのかもしれない。
現時点ではルフィの能力は完全に覚醒していないのでモモの助を除き近い距離に誰かがいなければ声を届けることは出来ないのだろう。
おそらくその"精度"も良くないので聞く側も誰が喋っているのかよく分からない状態だと思われる。※潜水艦に残っていたハートの海賊団が全員ルフィの声を忘れていた場合だと話は変わるが
ちなみにこの推測が正しいとすればこの先ルフィのテレパス能力が高まると広範囲の人々に"声"を届けることが出来ることになるだろう。
この事は終盤で重要になる予感がしているので今回のハートの海賊団の描写は意外と見逃せないものだったのかもしれない。
意外と言えば、この件に関してある予想外の事があった。
おまけとして(2)へつづく。