第1016話考察
カイドウがワノ国に居座っている理由とは?
ヤマトとの会話でカイドウはワノ国に何か"拘り"があると判明した。
早速今からその理由を考えてみる。
深い理由がないのであれば単純にワノ国を文化的に気に入っている事が考えられる。
なので20年以上居座っているのかもしれない。
しかしワノ国のほとんどの土地を荒野に変えた点を考慮するとそう単純じゃない気がする。
その上これからワノ国の中心である花の都を文字通りぶっ潰そうとしているのでこの可能性は限りなく低いのではないだろうか。
ちなみにヒョウ爺のような侍達も囚人採掘場に送られていたので生死感への共感はあってもそれほど強く侍自体に拘りがあるようにも思えない。
だとすれば居座っている理由はもっと複雑なものかもしれない。
たとえば海楼石目当てというのが一つ考えられる。
ワノ国近海でしか取れない貴重な鉱物を独占できるチャンスがあればそれを見逃さないとするのは納得できる。
財力が手に入るだけじゃなく政府との裏取引にも使えるのでここを押さえておけば"四皇"として長く君臨しやすくなるだろう。自軍の武器としても保有できるので一石三鳥である。
なので実際これは居座っている理由の一つとしてあると思うが、しかし他にももっと何かがあるかもしれない。
大物達がなぜかワノ国に関わる事にセンゴクは偶然じゃない何かを感じ取っていた。
実際のところおでんの回想を見る限りロジャーや白ひげ達がワノ国に関わったのは偶然の産物であったが、しかし本当に引き寄せられる"何か"があったのかもしれない。
ただその超自然的な何かを無視してもワノ国には興味深い要素がある。
正確には光月家であるもののワノ国はポーネグリフと深い関わりがある。
ジョイボーイについて何か深く知っているカイドウなのでワノ国に隠された秘密も何か知っていても不思議じゃない。
ただしラフテルに辿り着くまでおでんすら知らなかったワノ国と世界の秘密をカイドウが一足先に知っていたのはちょっと妙なのでこの辺が曖昧である。
それに"ポーネグリフの存在"だけで居座っているのは実際のところ理由になってないので、現時点まで明らかになっている情報で判断すると海楼石が一番の理由だと思う。
ただジョイボーイを深く知っている理由と居座っている理由が直接繋がっているのであれば海楼石以上の価値がある何かがワノ国にある(眠っている)事をカイドウは知っているので、"その時"が来るまでワノ国に居座り続けようとしているのかもしれない。
ちなみにおでん帰還前からワノ国と関わっていたカイドウだがおでん帰還後にワノ国に眠る秘密(仮)をどうにかして知ったとしても、センゴクが言っていた超常的な力(仮)がカイドウをワノ国に引き寄せたと考える事が出来るのでそこに矛盾は生じないだろう。
この場合キッカケは"偶然"でも後に深い意味を持つようになったという感じである。
というわけで色々深く推測してみたが実際の真相は意外にもシンプルという事も考えられる。
おまけとして(2)へつづく。