第1017話考察
「あのゴムゴムの実」発言の真相とは


今回ゴムゴムの実が注目されたことで2話目でのコビーの発言が注目されている。

今まで見逃していたが確かに「"あの"ゴムゴムの実」と言っているのは深読みしたくなる。

しかし真相が過去の有名な海賊(もしくは海兵)がゴムゴムの実の能力者だったという事であれば今まで誰も指摘しなかったのは明らかに妙である。

これから"帳尻合わせ"で指摘されていく、という流れになるのであれば正直苦笑いしたくなるので違う形の真相を望んでいる。

政府が護送していた件とコビーの過去の発言は関係があるかもしれないという話を聞いて最初に浮かんだ説は大昔の"伝説的な海兵"にゴムゴムの実の能力者がいたというもの。

ただしロジャーのような一般的に知られている有名な存在ではないので今まで誰も指摘しなかった。こちらの歴史で例えるならバシレイオス2世ぐらいの有名さだろうか。(一般的に知られている例えだとナポレオン

コビーはたまたまそのマニアックな大昔の海兵の存在を知っており、それであの(伝説的な海兵の能力だった)ゴムゴムの実と言ったのかもしれない。

"あの"という部分についてルフィは特に気にしなかったので作中で深く掘り下げられず今日まで来たというわけである。

これなら今まで誰も指摘しなかったとしても違和感はないだろう。

例えばロックス辺りがゴムゴムの実の能力者だった場合はカイドウやビッグマムが今まで何も言わなかったのは違和感があるが、これなら全く問題がない。

海軍側で考えても元帥や大将という立場にいるのであれば大昔の海兵に詳しくなければならない、という必要性はないと思うので辻褄は合う。決闘で元帥の座を決める組織なのでそういう意味でも上手く合うだろう。

"歴史を動かせる"という感じの意味で重要な悪魔の実でもないので五老星が今まで特に何も言わなかったのも説明できる。※ただ隠された裏の能力の有無についてはまだ議論の余地がある

ただし説明はできるがこんな複雑な裏設定が用意されているとは実際のところ思わないので今回の件と関係するのであればもっとシンプルなものかもしれない。

例えば昔コビーが住んでいた村でゴムゴムの実が発見されたという感じでも問題なく説明できそうである。

もしくはコビーが住んでいた村の近海で護送船襲撃事件が起き、後の政府による聞き込み調査でゴムゴムの実が盗まれた話がコビーの耳に入った、という感じでも問題ないかもしれない。

ただ"熱い"のはコビーの村で発見だと思うのでこれが最有力だと睨んでいる。

悪魔の実の転生のメカニズムとも関係してくるのでこの説なら本当に今後コビーの発言が作中で注目される事になるかもしれないわけである。

しかしもう一つ有力視している可能性がある。こっちが真相だとしても不思議ではない。

おまけとして(2)へつづく。