第1023話考察
ルナーリア族と"月の人"との繋がりとは?


キングの種族名は"ルナーリア族"だと今回明らかになった。

正確には確定していないがこれはもう間違いない。

ちなみにルナーリアのスペルはLunariaだと思われる。

それが正しいならLunariaはラテン語で月のような(Moon-like)という意味である。

睨んでいた通りキングの種族は"月"と密接な関係があるのは間違いないだろう。

月が種族名にあるという事は単純に月の人=ルナーリア族ではないかと思えるが、しかしこれはまだどう転ぶか分からない。

分かりやすいようにいくつか考えられるパターンを挙げてみる。

・ルナーリア族=月の人

・ルナーリア族=月から来たが"月の人"とは種類が違う

・月の人と地上の民とのハーフ

・月の人と血の繋がりはないが太古の昔に深い交流があった地上の民

前回の考察でも取り上げたがキングの堕ちっぷりを見ると太古の月の人と同一種族なのかは疑わしいものの、しかしあり得なくはない。

この場合ダース・ベイダー的な感じでキングはダークサイドに堕ちてしまったのかもしれないと考えることができる。

そして結構前に取り上げようと思って忘れていた仮説が正しい場合、月の人にも大雑把に二種類タイプがいたことが考えられる。

片方は地上の民と友好的な存在だったがもう片方はそうでもなかった、つまりキングの種族が後者であれば話は分かりやすいだろう。

トランスフォーマーを知ってるならオートボットディセプティコンで例えることが出来る。

この説が正しいのなら天竜人が世界を支配することになった原因の一つはキングの種族にあることになりそうである。

初代天竜人らと手を組み月の人(オートボット)から"力"を奪おうとしたが自分達も利用されてしまい最終的にレッドラインの上に築いていた「神の国」から追い出されてしまった───という感じだろうか。

月の人と地上の民とのハーフ説は前回も推測したが"月のような"という名の意味を考慮すると本当にあり得なくはないと思う。

こうなると月の人の種族名はルナ族だろうか。

壁画で描かれている月の人と違いキングは黒ミイラなので雰囲気の違いはこれで説明がつく。

それにキングは空島の人々のようにファッションで翼をつけるタイプとは思えないので、それが本物だとすれば月の人の血を引く証として残っているとも説明できるだろう。

そして月の人と血の繋がりはないが太古の昔に交流があった地上の民という可能性はあり得なくはないと思うが、しかしこの仮説はDの一族の事だと近年予想しているのでキングの種族とは違うと見ている。

レッドラインと直接関係したルナーリア族が出てきたのでDの一族と区別する意味でもより一層その説の期待値は高まったと思う。(ただしDの一族の中には実際に月の人の血を引いている者がいても不思議ではない)

というわけでルナーリア族について考えてみたが上で挙げた説の2と3が有力かもしれない。

ただ2であるのならトットランドにいない種族の内2つは月由来になるのでその点を考慮すると3のハーフ説が期待値が一番高い気がする。

それに前回も指摘したが発火するという部分は個人的には月由来っぽくない印象なのでそっちは元々"レッドライン"に住んでいた地上の民の能力を受け継いでいると考えることができる。

ただし資源が乏しかったからこそ月の人は火を起こせる能力を得たとも解釈することが出来るのでその"印象"が根拠になってるかは実際のところ微妙である。

ちなみに一番あり得ないのは月の人とは全く何も繋がりがないことだろう。

種族名の意味も含めそれは無意味なミスリードだと思うので何らかの繋がりがあるのは間違いないと思う。

そういえば以前のDの一族の説が正しいのならここで思いがけずゾロがこの話とも関わって来るかもしれない。

この話はおまけとして(2)へつづく。