第1025話考察
カイドウの種族は"鬼"なのか?


鬼と人間は仲良くなれないとヤマトに言っていたカイドウ。

その台詞だけ聞くとカイドウは鬼族に思える。

このサイトでもカイドウは鬼族じゃないかと前に予想していたのでこれで証明されたという事なのだろうか。

結論から先に言うとこれはそういうわけじゃないと思う。

"海賊王"ロジャーの息子ということでエースも鬼の子だと言われていたし、革命軍のリーダーであるドラゴンの息子ということでルフィも鬼の子だと表現されていたことがある。

なので"鬼"という表現はあくまで世間一般から見た悪魔的な意味で使われただけであって魚人族やミンク族のような固有の種族としての意味じゃないと解釈できるわけである。

ただロジャーの方は海賊なので分かるがドラゴンは革命家なので"鬼"という表現が正しいのかは分からないが、ハンコックの認識が世間一般の認識であるのなら革命軍に感化され革命を起こしている国々以外から見たら革命軍は結構物騒な集団という印象なのかもしれない。

その話は今は置いておき、カイドウが鬼族じゃないと考える理由は他にもある。

結構前にも取り上げたが百獣海賊団の拠点である鬼ヶ島は無人島に作られていたので"鬼族"としてカイドウがワノ国と因縁がある可能性はもうほとんど否定されている。

結局"因縁"によってワノ国の破壊を望んでいたのは将軍のオロチの方だったと明らかになったので、今更カイドウにそのようなエピソードが待っているというのはないと思うわけである。

それにここまで残忍に描かれた後だと何かエピソードが挟まってもフォローの余地は残ってないと思うので「人間と仲良くはなれねェ」の部分は多分これ以上深くは行かないと思う。

もっと正確に言うと注目されるならそれはカイドウの過去ではなくヤマトの未来ではないだろうか。

鬼の子(カイドウの子)ということで戦いが終わった後ヤマトの存在がワノ国で恐れられる展開は登場時からあるかもしれないと思っていたのでそっちに注目すべきかもしれない。

カイドウの方はあるとするならSBSで過去が少し触れられる程度だと思う。

というわけで"ツノ"は生えているがカイドウは別に鬼族とかそういうわけじゃないという結論に達しているが、ただ当初の予定では鬼族だった可能性は高いと思う。

100巻のSBSで実質それが明らかになったのではないだろうか。

カイドウの趣味の真相と合わせてこの話は(2)へつづく。