第1033話考察
ゾロの血筋は本当に霜月家から来ているのか?


13年前のゾロの回想で以前からSBSで仄めかされていた霜月コウ三郎が登場した。

コウシロウの父でくいなのじいさんである事だけじゃなく"海賊"がシモツキ村を作ったということまで明らかになり興味深い内容であったが、今回の回想を通じてある疑問が浮かんだ。

それは考察のタイトルにもしているがゾロの血筋は本当に霜月家から来ているかというもの。

当初はゾロはワノ国とは血縁関係はないと予想していたが霜月牛マルがゾロとやけに似ていたりなど、コウ三郎と共に違法出国した霜月家の誰か(作中には登場していない)の血をゾロは引いていてもおかしくない流れになっていた。

しかしその場合コウ三郎一人がシモツキ村で特別ということにはならないので今回描かれたコウ三郎の"特別感"に若干違和感が出る気がしたわけである。

「あのジジーがワノ国の侍……!! 刀鍛冶"霜月コウ三郎"!!?」と相当驚いたゾロがもしも自分の祖父か祖母もワノ国の出身だと知ったらエネル顔になって驚きそうである。

なので牛マルと似ている理由は"偶然"ということで片付く可能性も0じゃないと思う。

ただしただの偶然ではなく麦わら帽子を被った若かりし頃のロジャーがルフィっぽい雰囲気だった感じで生まれ変わり(?)のような何らかの繋がりがある気もする。(その場合リューマ→牛マル→ゾロ?)

ただコウ三郎が一人でシモツキ村を作ったというのも変な話なので霜月家の誰かと共に海へ出て東の海に辿り着いたという流れの方がこの点は間違いなく自然である。

SBSでも作中でも明言されていないが………と思ったが96巻のSBSを思い出して見るとワノ国の侍"達"の冒険と55年前の出来事が説明されていたし作者直々に「もしかして…ゾロの血筋って…!?」と明言していたのでこれはもう間違いないことだろう。

ゾロの祖父母だけじゃなく両親も早死にしている可能性があるので13年前のシモツキ村で実際にワノ国を知っている"唯一の生き残り"がコウ三郎だけになっていたとすれば、今回の回想との違和感は埋められそうである。

というわけで結局96巻のSBSを思い出しただけになったがもう一つちょっとした疑問が残っている。

おまけとして(2)へつづく。