第1036話考察
キングがカイドウの事を"ジョイボーイ"だと思っていた理由とは?


キングは昔カイドウのことをジョイボーイだと思っていた。

カイドウは否定しているので違うのは確実だろうが、そもそもキングはカイドウの何を判断してジョイボーイだと思ったのだろうか。

「おれの作ろうとする世界はお前の願う世界か!?」とカイドウは言っているので世界を変える(変えられる)存在が"ジョイボーイ候補"になるのだろう。

つまり救世主のような存在で間違いないと思われる。

そして「──伝説は伝説だ…」とキングは答えているので魚人島の王族に伝わる伝説と似たような伝説がルナーリア族の間でも伝わっていたのだろう。

ただし魚人島ではジョイボーイに"代わって"約束を果たしに来る者が現れると伝わっているので全く同じではない。

それにカイドウ自身も笑っているようにカイドウが救世主になるとはとても思えないのでその点もルナーリア族の伝説は魚人島の王族に伝えられてきたものとは違うかもしれない。

ちなみに「あんたは"最強"でいろ…!!」というキングの発言がこの話と直接関係しているのであれば最強の存在がルナーリア族に伝わるジョイボーイ像であると考えることができる。

もしくは救い主のような存在だと伝えられていたので、世界を変える力を持っているかもしれないカイドウが自分を助けたことでキングが独自にカイドウ=ジョイボーイだと解釈した可能性もありそうである。

というわけでどちらが正しいかは分からないが世界を変える存在であるのがジョイボーイなのは間違いないのでルナーリア族も魚人族と同じように世界の変化を望んでいるのは確かだろう。

ちなみに今回描かれたカイドウの反応は以前のカイドウのジョイボーイ発言が誰を指しているのかそのヒントになっているかもしれない。

この続きは(2)へつづく。