第1044話考察
ゾオン系の悪魔の実には"意思が宿る"ということはつまり……


五老星によってゾオン系の悪魔の実には"意思が宿る"と明らかになった。

本当にヒトヒトの実(ニカ)が意思を持って800年間逃げ回っていたのかという部分については一旦飛ばし、意思が宿るとはつまりどういうことなのだろうか。

言葉通りに受け取ると"宿る"ので"宿っている"わけじゃないのだろう。

だとすれば今後ルフィが悪魔の実の中に潜んでいたニカに体を乗っ取られるような事態にはならないと思われる。

これはただのヒトヒトの実の能力者のチョッパーや、あと覚醒済みだった獄卒獣にも当てはまるだろう。

獄卒獣はまるで悪魔の実に乗っ取られてるっぽい感じだったが"宿る"のであれば能力者の意思であの状態になっていたというのが真相だったことになる。

なのでおそらく「ない話でもなかろう」というのは悪魔の実を食べた物のことを指しているのかもしれない。

つまりその現象はゾオン系でしか起こせないという事で話は落ち着きそうである。

だとすれば個人的にちょっと残念であるが、以前も言ったようにそれが妥当ではある。(全ての種類の実で起こせるのなら"シャーマンキング"のオーバーソウルっぽいバトルになりかねないから)

ちなみに"宿る"という部分がここで解釈した通りの意味なのであれば"実を食べた物"の方に意思があるようにも聞こえるが、それについては以前から予想しているようにONE PIECEはアニミズム的な世界観が根底にあるということで話は落ち着くと思う。

ただし実を食べた後に意思が宿るという順番も考えられるのでこれはこの先の解説が待たれる。

というわけでルフィもチョッパーも(あと獄卒獣も)悪魔の実に支配されるわけじゃなさそうなので一安心であるが、ならばニカのヒトヒトの実が逃げ回っていたという話はどうなっているのだろうか。

この解釈については(2)へつづく。