第1045話考察
獄卒獣について改めて考えてみる


ヒトヒトの実のニカの覚醒によって普段以上にハイになっているルフィ。

戦闘狂のような特徴もカイドウ戦以前には見られなかったので覚醒の影響は精神にも及んでいるのは間違いない。

ただし変身が解けた後でもルフィはニカであった記憶が飛んだりはしておらず、それから自力で変身しているので乗っ取られている感じではなかった。

おそらくゾオン系の悪魔の実というのはその生物の型(血統因子)に能力者を変化させる性質があるのかもしれない。

なので獄卒獣があんな感じだったのはその"動物"としての精神状態がそのまま現れていたのでヤバい雰囲気を出していたと考えることができる。

ただこれだとコアラやサイは実際にあんな感じなのかという疑問も浮かびそうである。

動物になったことがないので分からないが、ただ他の候補として本体が元々あんな感じというのはあるかもしれない。

例えばルフィ以外の誰かがヒトヒトの実を食べてニカになったら別の感じのニカになることが考えられる。

つまり元々あんな感じ+動物の精神の組み合わせであの雰囲気が出ていたというわけである。

ちなみにルフィのニカの最初の覚醒はかなり短時間であったが獄卒獣は常に覚醒している感じだった。

どうやって長時間の覚醒を維持できていたのかという部分こそが実は獄卒獣の一番の謎かもしれない。

チョッパーのランブルボールのような特殊な薬を政府が開発していたという可能性がまず一つ考えられる。

他には自力で鍛えたというのも無いとは言い切れないだろう。

基礎戦闘力はボチボチだが悪魔の実の能力は鍛え上げ研ぎ澄まされてたので長時間の覚醒にも耐えられる仕様になっていたというわけである。

というわけで獄卒獣について改めて考えてみたが、ニカの能力についての疑問があったのを思い出したのでここでちょっと考えてみたい。

おまけとして(2)へつづく。