第951話考察
囚われの身になった事を一味に話すなと指示を出したローの意図とは


その事を考える前にまずは今までの流れをまとめてみる。

捕えていたベポ達にホーキンスはワラワラの能力を使い救うことが困難な人質の状況を作った。

表情からも分かるようにホーキンスは完全にしてやったりだと思っていたが、

やり取りは描かれなかったがその直後にローはおそらく「あいつら3人の命を犠牲にしてでもお前を数す」と言ってホーキンスに迫ったのだろう。

最初はハッタリだと思ったはずだがローの本気の気迫を感じ取りホーキンスは屈したわけである。

以前にローは「ウチはドライなんだ」と言っていたのでマジだったと思われる。ローの能力でも似たようなことが出来るのでそのような覚悟はすでに出来上がっていたのだろう。

しかしドライではあるがそれはあくまで作戦を優先する為であって実際は仲間の命を考えているのでホーキンスを倒すことを優先せず自分が捕まってやるから3人を解放しろと取引条件を出したわけである。仲間想いのイイやつだ…!!

そしてこの事を一味に話すなと指示を出す。

人質はいなくなったものの頭であるローを捕えることには成功したのでその後若干沈んでいたホーキンスは立ち直り邪悪な表情が戻る。

囚われの身になったローだがなぜか不敵な笑みを浮かべ、そしてドレークはなぜか様子がおかしい───

というのがここまでの流れになる。

今回の展開で分かったことは人質がいなくなりローは自分自身だけを心配すればいい状況になったこと。

なので作戦などは何もなくホーキンスの拷問に耐えられる自信があって笑みを浮かべていた可能性が出てきた。

他にはハートの海賊団の様子からローとドレークが裏で繋がっている可能性は低くなった気がする。あと味方の誰かがシャンブルズでドレークに乗り移っている説はまずなくなった。

ただ仲間の誰にも伝えていないローの最後の切り札として裏で秘密裏にドレークと繋がっている可能性は0とは言い切れないのでまだどうなるかは分からない。

こうやって状況を整理すると、ローは何か策があって自分が捕まったことを一味に話すなと指示を出したとは思えない。

一味の世話になるわけにはいかないというプライドが理由とも思えてくる。

なにせウソップに捕まっても黙って数されろ、ウチはドライだと言い切っているのにいざ自分が捕まった時は助けを求めるのは、確かにちょっとカッコ悪い。

ただプライドだけが理由ではなくそこに一味への不信感もあるような気がしなくもない。

しのぶとのやり取りが理由で一味にも不信感が飛び火しないかと以前考えたことがあったがそれが本当に起きたというわけである。

しかし肝心の一味の頭であるルフィはその時その場にはいなかったので同盟の破棄の意思表示というわけではないだろう。仮に不信感があってもそこまではいってないはずだ。

なので自分達ハートの海賊団の問題なので一味に手を煩わせない意味でも話すなと指示を出したとも考えられる。一味がドライじゃないことはローは知っているので作戦を優先する為にも黙っていた方がいいと考えたわけである。

このまとめは(2)へつづく。