「パート1」

ローが抱えている大きな問題、それは同盟を結ぶキッカケになった肝心のカイドウを倒す策である。

この事は自分も近年まで勘違いしていたし今でも真に受けている人が多いのだがローは実際のところカイドウよりもドフラミンゴ打倒に命を賭けていた。

完全なハッタリかどうかまでは明らかになっていないが要するにカイドウ本人へ対抗策は実際のところローは何も持ってない可能性がある。

仮にあったのならそれはドフラミンゴ一派とカイドウ軍の衝突を引き起こさせ弱ったところを狙う、というものだったわけだがこうやってカイドウ側の全貌が明らかになってみるととてもまともな作戦だったとは言い難い。間違いなくドフラミンゴ側が一方的にやられるだけである。(ローの望み通り)

つまり"打倒四皇"を餌にしてローは一味を私怨である打倒ドフラミンゴに付き合わせていたわけである。

おそらく一味は四皇を倒す為の過程というか成り行きでドフラミンゴ達と戦う事になったと思っているだろう。

しかし実際はローの目当てはカイドウではなくドフラミンゴだったと知れば一味の方にも不信感が芽生える可能性がある。

今回ハートの海賊団は作戦会議に姿を現さなかったが近い内に一味と作戦について話し合う時が来るだろう。

そこで一味の誰かがローが言っていた"策"について話を持ち出したら、いよいよは深刻になるかもしれない。両陣営に問題があるとなれば喧嘩別れがありえてくるわけである。

ローからしたらルフィ達への感謝の意味もあってワノ国について来てるだけかもしれないのでワノ国組への関心だけじゃなく打倒カイドウにどこまで気合が入っているかすら実際のところ分からない。

読者の人気投票で2位にまでなったことのあるローだが結局のところ他の海賊団の船長で麦わらの一味ではない。

ただ途中で色々あっても最終的にはまた協力し合うとは思うが、でも近い内に何かが起こりそうな予感がする。