第958話考察
火祭りの日に狂死郎は都で留守番……
これは一体何を意味しているのか?


作中では普通に敵っぽく描かれている狂死郎だが本当の立ち位置は未だに議論の余地がある。

第二幕終了の955話の時に言ってなかったが味方側に内通者がいるのなら狂死郎が小紫から落ちた判じ絵の意味を見たことによって康イエの処刑騒動まで発展したという流れが真実ではない可能性が現在高まっている。

なのでわざわざ狂死郎だけ都で留守番というのは味方説が本当にありえるのを意味しているのかもしれない。

以前は普通に敵だと勘が根拠で確信に近いとこまで思っていたのだが、内通者が存在しないという勘が外れてしまったのでこのまま色々な予想が崩れてもおかしくない。

しかし都で留守番というのはそこからどうにでも転べる状況なので例えば中ボスとして君臨するのを意味しているのかもしれないのは押さえておきたい。

つまり4000人の侍達をどこかへ逃した張本人にもなりえるし、逆に4000人の侍達を昨夜叩きのめした奇襲部隊のリーダーにもなりえるわけである。

康イエの処刑後にゾロと因縁ができたようにも取れたのでそれがストレートに解消させる展開が来ると思うのなら中ボス説は有力である。

カイドウに傷をつけた伝説の刀である閻魔。

さらに使い手の覇気を勝手に吸い取り放出するという特殊な性質まで備えている。

そんな刀を手にしたゾロであるがカイドウに直接挑む主役はやはりルフィになると思うのでどこかでゾロと閻魔の本格的な活躍が描かれるのなら中ボスが必要になる。

雑魚敵相手を蹴散らすだけじゃウイスキーピークであった鬼徹の披露と変わりないしそれじゃ勿体なさすぎる。

かといってカイドウ軍に目ぼしい剣士は見当たらないので現在ワノ国で最強の侍かもしれない狂死郎が相手なら不足はないだろう。

なのでゾロの相手が必要だと思うのなら狂死郎中ボス説は有力ではないだろうか。

「敵」で「侍」で「現在ワノ国でトップの実力(の可能性)」で「因縁」もあるので条件は完璧である。

他にも微妙な立ち位置にいる可能性もある。

以前考えたような狂死郎の正体はキラーと鎌ぞうのような変わり果てた姿の傳ジロー説のように。

ちなみに赤鞘の復活を笑い飛ばしていたので素で傳ジローはないと見ている。

そもそも錦えもん達、特に20年間タイムリープもせずずっとワノ国にいたアシュラ童子が何も気づかないのは妙である。

ただ居眠りの異名が本当にユメユメの実か何かと関係しており周りに幻術を見せることができるのならその姿は実は本物じゃないとかありえても一応おかしくはないが、しかし全てが演技というのは流石に違和感があるので有力視はしていない。

というわけで以前の勘と違い今回はゾロに相応しい敵が必要という根拠を元に狂死郎が中ボスとして控えている説を推すことにします。

というか狂死郎は小紫を斬った張本人なので日和の真実と合わせていよいよ第三幕で真相が明らかになるだろう。敵か味方かはともかく都に残ったのはその意味が一番強いと思う。