第961話
おでんとは対照的なオロチ、
ここからどうやってのし上がっていくのか


ド派手に猪を止め民衆からの支持を得始めたおでん。

一方のオロチは康イエの新入りのコマ使いという立場で現れた。

おでんは父親から絶縁状を渡されたとはいえワノ国のトップである将軍の家に生まれやりたい放題やってきた。

一方のオロチはいかにもその辺の貧しい家からやってきたような雰囲気をしており現在は康イエのコマ使い。

元は良家の育ちだったが…という事じゃない限りこの二人は対極の立場と言ってもいいだろう。

これからどのように描かれて行くか分からないがこの時点でむしろオロチを応援したいと思う人は普通にいるのではないだろうか。

ちなみに自分は今回のオロチを見てよくここからのし上がったものだという感心に近い印象を持った。

黒ひげも連想させたがティーチの場合は元々実力を隠し持って時を待っていたので通じるところはあるがスタート地点は大きく違うと思う。

待遇の差がかなりあるように見えるので成りあがり度はオロチが作中でトップかもしれない。

ティーチは普通に白ひげの船で仲良くやっていた感じだったので野心を持っていても違いがあると思ったわけである。

ちなみに以前若かりし頃の赤鞘九人男が揃った時の回想があったが、

その中にはイゾウらしき姿は見えたがオロチらしき姿は一切見えなかったので途中で抜けてない限り赤鞘として活動することはないだろう。

ただしオロチもおでんと同じ二刀流ということなので赤鞘には入らないがおでんが稽古をつけたりする時がある気もする。

もしくはたまたまオロチも最初から二刀流だったのか、それともおでんの腕を見て盗んだのか、それともおでんの功績を後にオロチが自分のものにしたなどの可能性もあるのでこの辺は蓋を開けてみないと分からないだろう。

ただ処刑の前に康イエはオロチはおでんに太恩があると言っておりそれにここまでだとオロチにとって太恩があるのはむしろ康イエの方なのでここから先オロチとおでんの関わりは色々とありそうである。

というわけで漠然と回想でのオロチの今後を考えてみたが今回の描かれ方でオロチが非常に興味深い存在になった。

応援はしないがでもどうやって地位を固めていき、そしてカイドウとビジネスパートナーのような関係にまでなったのか興味がある。

これはおでんを中心とした回想だが個人的に今のところこの回想で一番気になるのはそれだったりする。