第963話考察
数百年前一体何があったのか?


光月家とミンク族が交わした契り。

どちらかに何かが起きた時必ずかけつけ共に戦うというものであるが色々と疑問が浮かぶ。

数百年前とは正確にはいつなのだろうか。

もしも空白の100年を指しているのであれば800年以上前ということになる。

この場合世界に何かが起きる前(もしくはその直後)と直接関係するので話は分かりやすい。

しかしたとえば400年前などであればその事と直接関係しない可能性があるので光月家とミンク族の個別のストーリーが用意されていることになるかもしれない。

だが光月家には古代文字、ミンク族にはロードポーネグリフが伝わっているので兄弟の契りは空白の100年頃に行われた可能性は充分考えられる。

仮にそれが正しいとすればそんな大昔のことがミンク族の間で代々しっかり伝わっていることに感心するが、だからこその疑問がある。

なぜ肝心の空白の100年の出来事そのものがどの国にも伝わっていないのか?

これに関しては以前から最有力候補として予想している仮説があるが今回の光月家とミンク族の関係を見て改めて確信が強まった。

やはりホビホビの実のような能力によって当時の全世界の人間の記憶が書き換えられたのかもしれない。(マリージョアにいた天竜人は例外の可能性がある)

だからアラバスタシャンドラもそうだがポーネグリフは守りきっているにも関わらず何の為にそれを守っているのか分からないということになっているのだろう。

光月家とミンク族の誓いの真の意味はおそらく単に危機に陥った時に助け合おうという同盟的なものではなくいずれ起きる世界の大異変の時にまた共に戦おうというものだったのかもしれない。

しかし肝心の部分の記憶が消されてしまったので本来の意味まで伝わらなかったというわけである。

ちなみにこの仮説は数百年前が800年前を指しているという仮定での話なのでそれ以降であれば話はまた違うものになるだろう。

果たしてこの回想でどこまで物語の真相に近づくのか───