第964話考察
すでに麦わら帽子を被っているシャンクスだが一体いつロジャーの船に乗ったのか?
現在39歳のシャンクス。
回想は約30年前なのでこのシャンクスは9歳頃。
その麦わら帽子が本当にロジャーのものであるのならかなり早い段階で譲り受けたことになる。
そもそもなぜロジャーはバギーも含め小さな子供を海賊船に乗せようと判断したのだろうか。出会ったきっかけが気になってくる。
そこで思ったのが38年前に起こったゴッドバレー事件。
もしもそこに赤ん坊のシャンクス(とバギー)がいたとすれば、その事件で孤児になったところをロジャーが引き取ったという流れが考えられる。
ただしこの説には問題がある。
シャンクスは西の海出身とハッキリしているのでゴッドバレーは実は西の海にあったという事でないと話がおかしい事になる。
仮に西の海にあったとしても赤ん坊の頃にロジャーの船に乗っていたとすれば物心ついた時から世界中を巡っていたはずなので肌にしみた水という表現は違和感があることになる。
ちなみに二人説が事実ならこの辺は上手く説明できるかもしれないが、というか天竜人説も一緒にありえてくるので実はこれらの怪しい仮説は0%だと思っていなかったりする。(昔あったキラー=ギン説などに通じる個性があって面白い)
とは言ってもシャンクス一人説を有力視しているのでそれを元に考えるとシャンクスが船に乗った理由はゴッドバレー事件とは関係ないかもしれない。
だが五老星と繋がりがあるという事実があるので、それを考慮するとやはりゴッドバレー事件にヒントがあると考えるのは不自然ではない。
たとえば天竜人に近い西の海出身の貴族がその時ゴッドバレーを訪れておりその事件で孤児になり───と若干無理矢理ではあるが仮定すれば出身の問題は一応解消する。
"肌にしみた水"はシャンクスが小さい頃ロジャー海賊団は西の海を拠点にしていたとすれば説明できそうである。
シャンクスも四皇ではなかったが大海賊であった頃(12年前)東の海を拠点にしていたので実際その仮定はそれほど違和感はない。
というわけでゴッドバレー事件とシャンクスの関連を考えてみたが天竜人である五老星と繋がりがある以上どのような真相が待っていても不思議ではないと思う。
(ちなみに二人説は作者直々に触れるほどなので大穴として考慮しておく価値はあると判断しています)