第968話考察
ロジャー達はひとつなぎの大秘宝(ワンピース)を見つけていない!?
ということはつまり…
ロジャーとレイリーの会話を素直に受け取るとラフテルにあったジョイボーイの宝はワンピースとは違うようだ。
今回は他にもさらに意外なことが明らかになった。
"ひとつなぎの大秘宝"(ワンピース)の名称は世間がロジャーが手に入れた全ての物を総称しそう呼ばれることになったというのだ。
つまりそれを言葉通り受け取るとその名に深い意味はないということになる。
ただそれについてはまだ結論は急がない方がいいだろう。
というのも宝の"実態"を知らない世間が言い出したので深い意味がないと考えるのは最もだが半分メタ的な感じで何らかの意味が込められている可能性はまだあるからである。
つまりもしもオールブルーのような存在や巨大な王国の一時的な復活も"ワンピース"に含まれているとしたら偶然として世間が付けた名称が終盤で綺麗に当てはまることになるわけである。
名の由来について押さえたところでひとつなぎの大秘宝の正体に話を移そう。
ワンピースがロジャーが手に入れた全ての物の総称であるのならラフテルにあった宝もワンピースの一つとして考えることができる。
しかし「おれは達は……早すぎたんだ」と言っているように肝心のものはそこにはなかったわけである。
おそらくそこにあったのはアカシックレコード(仮)で知識を得ることは出来たが行動に移す為に必要なものが揃っていなかったので自分達はワンピースを見つけていないかのように話していたのだろう。
つまりロジャー達はワンピースの実態について知っただけということになる。
だが詳しい事情を知らない世間はロジャー達が具体的な何かを手に入れたと思い騒いだというわけだ。
そして結局ロジャー達が手に入れれなかったものは何なのか?
本当にこれは古代兵器が関係しているのではないか。
しらほしがポセイドンとして覚醒する前、というか生まれてすらいない時にラフテルへたどり着き歴史の全てを知ったのでそれが「早すぎた」の意味だと解釈することができるというのが根拠としてある。
他にもアラバスタに隠されていたプルトンに関するポーネグリフの情報も得てなかったと思うのでそれも含まれるかもしれない。
しかししプルトンに関してはロビンと組む前のクロコダイルですら存在を嗅ぎつけていたので直接関係するかは分からない。
ただクロコダイルについては人の口に戸は立てられぬということわざがあるようにロジャー海賊団の誰かがラフテルで知ったことを他の船の海賊仲間(?)と酒の席で話したことが噂として流れクロコダイルの耳に届きその話に人生を賭けるほど真剣に受け止めた──
というような経緯が考えられたりするので深く考える必要はたぶんないだろう。
ということはつまり古代兵器がワンピースとどう関係するのか?
それはあの"ひとつなぎの大秘宝"の正体とはの仮説が現実味を帯びてきたのを意味するのかもしれない。
つまりワンピースの正体に関しこのサイトでは大きな二つの仮説を立てていたがどちらも良い線行っている可能性が出てきたわけである。これは逆に予想していなかった。
"ワンピース"というのが特定の一つの何かではなく総称なのであれば本当に話はそういうことかもしれないのである。
アカシックレコード説の問題として以前から古代兵器の存在理由が謎になることを突っ込んでいたが"宝"はいくつもありそれぞれに別の役割があるのならその問題は解決される。シャンクスの考察で別物なら説得力が増すと言っていたのはこういうことである。
というわけで大昔からあるワンピース=オールブルー説も実際に正しいことになる可能性が出てきたわけだが、しかし何度も言うようにまだ全て仮定でしかないのは忘れてはならない。
でもパンゲアという名称も以前出てきたので大まかな部分はおそらく本当に合っているだろう。
ただ細かな部分がどうなるかは分からないので"誰かが見つけ出す"ひとつなぎの大秘宝の全貌は描かれるまで誰も分からない未知のものである──