第971話考察
スパイの正体は…カン十郎で決まりか!?
今回さらに明らかになった黒炭家の過去。
彼らは迫害を受けていたという。
迫害と言えば、赤鞘の中に一人思い当たる人物がいる。
手当たり次第に人の髪を狙いそれで筆を作って売るという変態だと最初に紹介されていたカン十郎。
当然この時は誰もがそんな事をやってるから迫害されると思っただろうがもしもその真の理由が「黒炭」性だったとしたら、それはそれで完璧に辻褄が合う。
ずっと動機が不明だったが少し前におでんの"ろくでなし"の描写があったのでそれに腹を立てて裏切った説を考えた。
しかしそれじゃ"弱い"と思い実は黒炭家ぐらいの裏がないと納得できないと言った。
そして今回カン十郎とオロチが"迫害"によって間接的に結びついた。
なのでカン十郎の本名が黒炭カン十郎の可能性は実際にあるだろう。
しかし疑問点もある。
カン十郎も含め赤鞘全員が死ぬ覚悟で釜に飛び込んでいる。
もしも今まで心中覚悟でやってきたのなら大した奴であるが、果たしてそうなのだろうか。
だがこれについてはカン十郎の能力で自分自身の分身を作っている説がある。
しかし画力が下手なはずだったが実は物凄く上手いのをずっと隠していたとしたら……!?
紙で出来た分身だとしてもこれだけの高温なら溶けてもそれほど違和感がない───
もしも本当に真相がそういう事でゾウ(もしくはドレスローザ…!?)の時からカン十郎がスパイだと考えられていたとすれば、これも流石としか言いようがない。タイムスリップの複線以上に凄いかもしれない。
大穴として考えていたスパイは単にお庭番衆の中にいる説の最大の問題点はジャックがゾウに辿り着けた真相があやふやのままで終わるところにあった。
元々その件があったので以前からカン十郎が怪しまれていたわけであるがこれでいよいよ決まった……かもしれない。
まだどんな裏があるか分からないので断言は出来ないがしかし本当の動機になりえる要素が出てきたので今までで最もカン十郎が怪しいと確信に近いところまで来たと思ったわけである。
ただしカン十郎で決まりだとしても本当に赤鞘にこれっぽっちも肩入れしていないとは限らないかもしれない。
それについては今後の考察へとつづく…