第972話考察
カイドウが死にたがっている理由はおでんに負けそして黒炭ひぐらしに助けられたから…?
カイドウの「趣味」を改めて検証


おそらく当時からカイドウは自分の強さに絶対の自信を持っていた。

とはいえワノ国の侍達が束になって来ると分が悪いと考えおでんが5年間裸踊りをしている間に反乱に備え自陣を整えた。

さらにスパイも紛れ込ませていつ敵が寝首を掻きに来てもいいように万全を喫した。

そしておでん達が少人数で来たところを迎え撃ったものの、危うく死にかけた

さらに助かった理由は"ババア"のおかげ。

この事がおでんと黒炭ひぐらしが死んだ後も深くカイドウの心に刻まれたのでそれ以降自数の趣味を持つ事になった───というのは実際にあるかもしれない。

第一ビジネスパートナーであるオロチの身内を助けられたという理由で(おそらく勝手に)数しているので普通のショックではなかったのは間違いない。

ただしあくまでこれは可能性の一つであって元々この頃から戦場で死にたかった願望がありそれを邪魔されたので数したとも考えられる。

とはいえ、

助かった時こんな顔して焦っていたので当時からその趣味があったのかどうかは怪しいと思う。

ただこの件が理由じゃなくともこれがヒントにはなっているかもしれない。

以前ビッグマムとこんなやり取りがあった。

カイドウは"助けた味方"を数す奴なので恩を持たれるのが相当に嫌いだと考えられる。

だがビッグマムには一生の恩を持たれている。

数すにもビッグマムは強すぎたので今日まで借りを返せずにいてそれが理由で───という仮説。

以前も考えた気がするがこの件を考慮すると説得力が増したかもしれない。

ただそれほどのことなら海楼石でグルグル巻きになっているところをやってもよかっただろうし、それにその後同盟を結んでいるのでこれも同じく断言はできない。

他には海軍に捕まっている時の出来事が理由で、というのがあったりするがそれはカイドウが何者かまだよく分からなかった頃そこそこ有力視していた説。鬼ヶ島が元は無人島だとは明らかになっていなかった頃のもの。

なのでこうやって明らかになったカイドウの"姿"を見るとその類の説は以前より説得力が落ちた感じを受ける。

というわけで相変わらず結論はまだ出せないがしかしおでんの一件でそこから次第に自数願望を持つようになったというのが現在のこのサイトの一押しである。

ただしまだカイドウの過去は不明なことが多いのでどうなるかは分からない。

しかしおでんの件がずっと引きずっているとなればワノ国編で倒されると思われるカイドウに相応しい趣味の理由ではないだろうか。

オロチだけじゃなくカイドウも実は"取りつかれていた"わけである。