第973話考察
狂死郎=傳ジロー、日和=小紫が確定したという事は…
傳ジローが相当な演技派だということになる。
今まで見せていた"狂死郎"としての側面は全て周りを騙す為の演技だったわけなので役作りへの執念は相当なものである。骨格が変わるほどなので当然ではある。(役作りというか正確には計画に向けての下準備であるが)
そして日和は小紫だったので狂死郎が小紫を斬ったあの瞬間も血糊か何かをどちらかが用意していたわけだ。まるでマジックショーだ…
ということはおトコを連れて行ったのも計算の内だったということになるのだろう。結構(おトコにとって)危ないことをやっている。
ただ若干気になるのがこのシーン。
これはつまり傳ジローの手に渡る前に先に日和の方が判じ絵を手に入れていた、という感じだろうか。
なぜ日和は事前に判じ絵の存在を傳ジローに教えなかったのか──というのはヤボな突っ込みか。
まあ互いに宴会前の準備が忙しく伝える暇がなかったと補完しておこう。
ちなみにゾロの攻撃を止めた理由は計画が狂うのを阻止する為なのは間違いない。
本当の問題はオロチよりカイドウの方だと回想でより一層明確になったのでこれは確かである。
もしあそこでオロチが死んでいたら火祭りも中止になっていたかもしれないので、こうやって見るとゾロは相当ヤバいことをやっていた。
そして傳ジローは狂死郎、そして日和が小紫だと確定したのであればこの部分を突っ込まずにはいられない。
なぜ傳ジローは日和を花魁に仕立て上げたのか?
花魁にせずに逃がせよ!と思ったがこれはロビンの師匠が本当に答えを出していたとなるだろう。
つまりこちらの世界と違い「ワノ国」では遊女の地位は実際に高いことになる。男女共から尊敬される存在。
とはいえ以前オロチはこんなことを言っていた。
この台詞があったのでロビンの師匠が盛って説明したと解釈したがこういう事であるのならこれは将軍として見下しただけという事になるだろう。
つまりたとえ小紫がどういう職業であろうとオロチはそういう言い方をしていたというわけである。というかそう解釈するしかない。
この部分が引っかかっていたので日和と小紫は別人説をずっと推し続けていたわけであるが、(そうでなければ日和を未来へ飛ばさなかったトキの責任は重いことになるから)
むしろ他のどの職業よりも遊女の立場はいいのであれば問題は解決するわけである。遊女になる前に日和の存在を傳ジローが気づいた点もあるのでそれ以外の解釈は存在しない。
リアル世界とのギャップが凄いので個人的には未だに頭が揺れる感覚があるが、たぶん次第に慣れてくるだろう。
というわけで色々と明らかになり一件落着したが日和についてはまだミステリアスな部分がある。
おまけとして(2)へつづく。