第975話考察
不安要素はモモの助ではなくむしろ…
人質としてカン十郎に捕えられたモモの助の今後についてすでに予想しているがその中で挙げなかった可能性がいくつかある。
まず一つはローがこの場にいるという点。
ローのオペオペの実の能力は人質救出にこそ真価を発揮するものと言えるので、これからカン十郎が大急ぎでシャンブルズの及ばない範囲まで高速で飛んでいかない限りモモの助の救出はあっさり行われるかもしれない。
予想したカン十郎は取り逃してしまうがモモの助の救出は上手く行くという状況にもなりやすいので事情を聞いたローがこれからすぐに動き出すことはありえるだろう。
ただし人質問題はこれで解決するとは限らないかもしれない。
具体的ではないもののオロチに日和の居場所がバレているので、モモの助が無事でもこれから日和が人質にされる可能性は高いかもしれない。
実際このまま無事なら日和の出番は決戦後まで無いことになる。自ら船を漕いでノコノコ鬼ヶ島に行く訳がないので捕らえられて戦場となる鬼ヶ島に現れることは充分考えられるわけである。
おそらくその時に小紫として日和が何を考えていたのかより具体的に明らかになるだろう。
そういえば先程ローの能力でモモの助救出は簡単に行くかのように言ったものの、実際のところローがいても成功する確率は五分五分かもしれない。
そう考える理由は救出したと思ったモモの助がカン十郎の作った分身である可能性があるから。
それが分かった時本物のモモの助は風呂敷か何かに包まれて内側からモゴモゴしており、皆が気づいた時にはニヤついたカン十郎と共に空飛ぶ龍に乗って遠くにいる描写が描かれると予想している。
ただ先程考えたように日和が人質にされる可能性も高いのでこの段階でそこまでカン十郎が上手くやるかどうかは分からない。(光月家の二人が捕まる状況はローがいてもマズすぎる気がする)
だがカン十郎の能力がこの先同志達にとって厄介なものになるのは確かだと思う……───