ローが言っていた"陰謀"とはつまり何だったのか?
975話で百獣海賊団が語ったカイドウとビッグマムの四皇同盟。
読者は随分前から知っていたものの事情を知らなかったキッド海賊団とハートの海賊団は大いに驚いた。
という事は振り返ってみるとつまりドレークがローに語ったと思われる"陰謀論"には四皇同盟の話は含まれていなかったわけである。
そして以前考慮した可能性の一つである棚ぼた作戦(ルフィ達とは別口でカイドウを狙う)はこうやってローが駆けつけたことにより消滅した。
そして作戦会議の場には姿を現さなかったがルフィ達と合流したので海軍独自の作戦に乗るという事でもなかった。
なので結局その陰謀とはシンプルにドレークが海軍のスパイであることだったのかもしれない。
つまりドレーク(海軍)としてはカイドウに挑む者が一人でも多ければいいという事でローを逃したのだろう。
しかしホーキンスがまだ生きている場合ドレークの裏切りの話が漏れる可能性はあるのでリスクは高い。
ただ近年のワンピースではリアルタイムでも人は死ぬようになったのでドレークがあの後しっかり後処理をしていればその心配はないはずだ。
だがホーキンスが身代わりの能力を上手く使って死んだふりをしていた、などの展開も考えられるのでまだ油断はできないだろう。志々雄真のような感じで今後姿を見せる可能性は0じゃない。
そういえば他にもドレークは自らの身分(海軍のスパイ)を明かさずに単にローを逃したという事も考えられる。
詳しい事情は伏せて単に「俺もカイドウを狙っている」などと言って逃したとしても問題はなさそうなので、というかむしろこの方がありえる気もする。
後は大穴としてローを逃したのは実はドレークじゃない事も考えられるが、ただこれは話の流れからすると不自然だと思うのであれは普通にドレークだと見ている。
というわけで話をまとめるとつまりローが言っていた"陰謀"とは言葉ほど大層なものではなく同盟関係でもないドレークが自分助けたことを不思議に思いちょっと大袈裟に言ってみただけのものかもしれなかった、という結論になりました。
ちなみにこうなると作戦会議に現れなかった理由は大人数で集まるのを好まない性格だったからとかそんな感じなのかもしれない。(実際錦えもん達が自分の船に乗っているのをかなり嫌がっているので本当にありえる)