第985話
オロチは本当に死んだのか?
生きている場合一体誰が始末するのか


カイドウに首を切られ即死したように見えるオロチ。

しかし本当に出番はここまでなのだろうか。

今から色々と考えてみる。

仮に生きている場合その理由は八岐大蛇(ヤマタノオロチ)の能力かもしくはカン十郎の絵による影武者の可能性が考えられる。

ただ八岐大蛇の場合、変身している時にそのうち一つの首を切られても無事というのなら分かるが素の状態で切られているので個人的にはそれは一か所に集まっている首が全て切られたイメージがある。なのでこの可能性は実際のところ微妙な気がしている。

しかし素の状態だと再生能力として八岐大蛇の特徴が活きる事になるというケースも考えられるので八岐大蛇の能力が理由で死んでいない可能性は0じゃないと思う。

カン十郎の絵による影武者説はこれは実際自然だと思う。

赤鞘達を止めることに失敗したと聞いたオロチは震えていたのでそれからすぐに討ち入りに備えカン十郎が絵の影武者を用意したとしても不自然じゃないからである。

実際カン十郎は赤鞘達が裏口から来るのを予見していたのであり得る話である。

死んだ後の首や胴体がリアルさを保ったままだが、それはカン十郎の気合の入れ方次第で多分どうにでもなることだろう。

などの可能性が残っている以上死亡はまだ確定していないと思う。

だが感想の中でも触れたようにあれで死んでいても何ら不思議じゃないとも思う。割合的には9:1でこっちに寄っている。

というのもオロチがボスとして君臨できるほど強ければ話は別だろうが実際のところ生きていたとしても結局狙われたら即終わりなので最期の呆気なさはどの道誰がやろうと変わらない気がするわけである。

要するにカイドウと並ぶ宿敵のポジションにはそもそも最初からいられない存在だったのではないだろうか。

ただし唯一1人、オロチ生存の意味をしっかり持たせることができる人物が残っているかもしれない事にお気づきだろうか。

(2)へつづく。