第987話
ローの隣にいるのはホーキンスなのか?


意外な組み合わせとして今回はマルコとペロスペローが手を組んだ説だけじゃなくローとホーキンスが手を組んだ説もある。

確かにローの隣にいる人物の後ろ姿はまるでホーキンスを思わせる。

仮にその人物をホーキンスだと仮定すると一体なぜホーキンスはローに協力しているのだろうか。

ドレークと違い海軍のスパイか何かではないホーキンスなので自主的に協力している可能性は低いだろう。それに打倒カイドウのモチベーションもルフィ、ロー、キッド達のようにあったとは思えない。

一味や生き残りの侍達が反乱を企てていると聞いただけでカイドウへの忠誠心を捨てるとは思えないので無理強いさせられているはずだ。

ローは今までもシーザーなどオペオペの能力を使い心臓を人質にして敵を従わせてきたことがある。

なので同じ手を使いホーキンスを強制的に味方にしている可能性はあるだろう。

ドレークの協力によって牢から抜け出した時ザクッとホーキンスにトドメを刺したかに思われた描写は実際は心臓を奪い取ったシーンだったのかもしれない。

簡単に人は死なないワンピースなのでホーキンスが生きている可能性は当時から結構あった。

それに突然「真打ち」のホーキンスがいなくなればカイドウ軍の誰かが不審に思いドレークが疑われるリスクもあったので、そう考えるとその後ろ姿は実際にホーキンスかもしれないと思えてくる。

ただしこの説にもマルコとペロスペロー同盟説と同様いくつか問題がある。

まず簡単に人は死なないワンピースだと言ったが最近は結構リアルタイムで人が死に出している。

なので昔のように「ここで死ぬわけがない」と断言できなくなっているので生存説の根拠としてはこれだけだと薄い。

他にもホーキンスが寝返ったというモブの報告がなかったのも引っかかる。

場が混沌としているので単なる報告漏れと考えることもできるが、そもそもそれはホーキンスではないので報告の描写がなかったと考えるのも自然である。

そしてホーキンスを仲間にするのはリスクが高い気がする。

いくら心臓を人質にしていてもワラワラの能力で身代わりを用意できるので急な裏切りの時にすぐに対応できないリスクがある。

5人分身代わりを用意されていれば5回心臓を潰さなければならないはずなので倒したと思わせた隙をついて逆襲されるかもしれない。そんな危険を冒してまでホーキンスを仲間にする価値があるかどうかは微妙な気がする。

ただ価値という点では身代わりの対象をカイドウにできれば話は大きく変わって来るが、しかしカイドウがホーキンスにそんな隙を見せるのはとても考え辛いのでこれは期待できないと思う。

というわけでこの説もペロスペローの方と同じく面白い可能性ではあるが、実際のところ別人の方が有力だと思う。

侍達の中にホーキンスの髪型に似たロン毛がいたと思うので話は単純にそういう事かもしれない。

しかし敵は怪物であるカイドウなので藁にもすがる思いということでホーキンスを仲間に引き入れた可能性は0ではないだろう。