第987話考察
カイドウは赤鞘達の存在を今の今まで信じていなかった?
錦えもん達に斬られた後にカイドウが少し気になることを言っていた。
カイドウの言葉をそのまま受けると今の今までタイムスリップの話を信じてなかったようである。
思い出して見ると確かにカイドウはオロチが受け取ったカン十郎の報告を半信半疑に聞いていた。
ただそうであればゾウに来たジャックが持っていた雷ぞうがいるというあの確信はどういう事だったのだろうか。
探している雷ぞうが20年前から時を超えて来たことを知らなかったのであれば話は分かりやすい。
ただ知ってる場合少し複雑な事情が考えられる。
半信半疑ながら一応オロチが得た情報をカイドウは真に受けたので、その命令を疑うことが出来ないジャックは確信を持ってゾウに来たという事なのかもしれない。
命令を疑えば殴られるか最悪殺されるかもしれないのでジャックは疑問を持たずにただ言われた通り忠実に雷ぞうを探しに来たというわけである。つまりこの時点から既に中間管理職の苦労があったことになる。
他にももう一つ考えられる可能性がある。
「狂死郎」はクイーンに命令を出せる立場にいた。「奴から刺客を送らせろ」とまで言う事ができた。
なのでジャックはオロチの命令でゾウまで来た可能性もあるだろう。
どの範囲までか分からないものの自分の幹部を動かせる権利をオロチ側に与えていたというのはそれだけ長年手を組んでいたオロチを信用していたという事でもあるので、それを踏まえてオロチの首を躊躇なく斬ったことを考えるとやはりカイドウは歴代で最もヤバい敵なのは疑いようがない。
ちなみにメタ的な視点で見るとこの点についてもっと分かりやすい解釈がある。
おまけとして(2)へつづく。