第987話
オロチはまだ生きている?


前々回カイドウに突然首を切られ即死したと思われるオロチ。

前回も含め普通に死んだと捉えていたが今回その確信が少し揺らいだルフィの発言があった。

ビッグマムに何しに来たと尋ねられたルフィはこう答えた。

「カイドウもお前も幹部もオロチも部下も!!お前ら全員ぶっ飛ばしに来たんだ!!!"全面戦争"だ!!!」

ルフィの野心に溢れた力強い台詞だったがその中にオロチが含まれていたのが気になった。

ルフィからすればオロチが死んだことは知らないので何の違和感もない発言だが、読者からすればオロチは既に死んだ存在なのでルフィがオロチもぶっ飛ばしに来たと触れたことは今後の複線として取ることができると思ったわけである。

ちなみに前々回オロチが突然死んだ意味はメタ的な視点で見ると話をカイドウへの奇襲にのみ集中させることで間違いない。

今のところ反乱軍は誰もオロチの存在に気をかけておらずカイドウとその部下達を倒すことだけに集中している。

おでんが生きていた20年以上前からそうだったが問題の根源はオロチではなくカイドウだったので殺ろうと思えば傳ジロー辺りがいつでもやれたオロチの存在を無視しているのは違和感がないと思うが、しかしオロチ(黒炭家)が最初にカイドウを引き入れた原因でもあるので今後錦えもん達から直接裁かれるのを期待する読者もおそらく結構いるだろう。

なのでそう考えるとオロチの役割はまだ終わっていないのかもしれない。

つまり今そこにいると邪魔なだけなので現在一時的に死んだ感じになっているというわけである。

というわけで前回まではオロチは絶対に死んだと思っていたのだが今回のルフィの発言を聞いて少しその確信が揺らいでいる。

しかし死んでいても問題ないとも思うのでどちらかと言うとやはり生存説にはまだ懐疑的である。

だが他にもまだ生存説を後押しできる要因が残っている。

この話はおまけとして(2)へつづく。