第990話考察
福ロクジュはどこへ向かったのか?


部下のお庭番衆が戦っている最中、隊長の福ロクジュはどこかへ行ってしまった。

見廻り組の隊長であるホテイが「?」と疑問を持ったのでその行動には何か意味があるだろう。

というわけで色々と考えてみる。

すぐに浮かんだ可能性はカイドウへの反逆

オロチが殺された後すぐに傘下に入る意思表明はしたものの実は内心怒りに燃えておりその為の行動を取る準備を始めたのかもしれない。

以前オロチを殺された恨みが理由でオロチ側の武士達が錦えもん達に協力するのは妙な事になると言ったものの福ロクジュ一人ぐらいなら別に問題ないと思う。

割合的に少数であればこれからそういう動機で協力する者が出てきても違和感はないというわけである。

カン十郎とも違い福ロクジュは赤鞘に深く関わっていたわけでもないのでその点も話がこじれることはない。

ただし福ロクジュ1人で一体何ができるのかという疑問はある。部下達はもう戦いを始めているので単独行動のように見える。

考えられる可能性は武器庫に向かったとかだろうか。

その次に浮かんだのはオロチの所へ向かったというもの。

これはオロチ生存説と繋がっているので本当なら色々と複雑なことになりそうである。

この場合死体のフリをしているオロチを外へ運び逃がす為に動いたということになる。

ただカイドウがオロチの首を切った時の反応をそのまま受け取ると本当に驚いていたので、死んでると思いつつも念の為に首なしオロチ元へ向かい実は生きていたとこれから知る、という流れも考えられる。

ひょっこり戻って来た福ロクジュにホテイがどこに行っていたのか聞くと曖昧な返事をする描写が挟まるかもしれない。

ちなみにこれからオロチと共に逃げるのなら戻って来ることはないが、しかしこの段階で福ロクジュが離脱するというのはまだ早すぎる気がする。

まあその部分はともかく今回の福ロクジュの行動はオロチ生存説と関係しているという可能性も考えられるわけである。

という二つの可能性を考えてみたが他にも驚きの可能性が巷にはある。

大穴のようでむしろ最有力かもしれない驚きの仮説については(2)へつづく。