第992話考察
ペロスペローはビッグマムがカイドウを裏切ると判断した?


当初からカイドウとの同盟を反対していたペロスペロー。

同盟はビッグマムの判断にも関わらず独断でマルコと手を組み鬼退治を計画したが、マムと直接その件について話すと結局すぐに鬼退治を諦めた。

マムには逆らえないペロスペローが描かれただけにも見えるが他にも解釈がある。

ビッグマムとペロスペローの「・・・・・」の間合いを深読みするとこのやり取りはこういう事なのかもしれない。

「わかってらァそんな事ァ………!!(ちゃんと考えがある)お前達おれを信じられねェのかい!?」

「!!(ビッグマムの意図を察し)…そうか…なら安心した!!!」

つまりカイドウには黙っている計画をビッグマムは持っておりそれをペロスペローはすぐに理解したので簡単に折れたのかもしれない。本当であれば流石は長男である。

その計画の最有力候補はもちろんカイドウを裏切ることだろう。

ジェルマ66(ヴィンスモーク家)に対しやってのけた事は記憶に新しいしワノ国編では作中で何度も海賊同盟の末路が触れられてきたのでこの可能性が一番考えられる。

ただしひとつなぎの大秘宝をビッグマムも本気で狙っているので裏切るタイミングがワノ国編で起きるのかどうかは分からない。

カイドウが保有しているロードポーネグリフだけが目的ならこの討ち入りの土壇場で裏切る可能性は充分あり得るがカイドウ(百獣海賊団)の戦力が古代兵器が手に入るまで必要なのであればここで裏切ることはないだろう。

どのタイミングで行動を起こすのかはハッキリ分からないが一つ確かなことはこの同盟は現在カイドウが不利である。

ロードポーネグリフはトットランドにある上にポーネグリフ解読に三つ目のプリンの力が本当に必要なのであればここでカイドウはビッグマムを裏切ることは出来ない。

それに一生の恩とやらもあるのでカイドウも仮に土壇場で裏切る計画を持っているとしても途中までビッグマムの言う事を素直に聞くしかないだろう。

一生の恩を持たれているビッグマムに裏切られる可能性があり、娘からは父親扱いされておらず、赤鞘九人男に思いのほか苦戦しているカイドウ。

一時はロジャーや全盛期の白ひげを超える無敵感を漂わせていたが現在はすっかりただの大ボスに収まっている感がある。

このままジャックと同じ道を歩むのかそれとも途中で挽回するのか、答えは1000話以内に見えてくるだろう。