第994話考察
ヤマトの真の実力を飛び六胞は知らない?
ヤマト相手に余裕を見せていたササキだったが今回本気になったヤマトを見て大いに焦り出した。
雷鳴八卦も使えるカイドウの息子(娘)なのだからむしろ今まで舐めていたのが不思議であるがしかし雷鳴八卦を食らったうるティですらその後あまり警戒していなかったので、これはつまりどういう事なのだろうか。
これについていくつかのパターンが考えられるので検証してみる。
■うるティとササキは同じ飛び六胞であるものの実力はうるティの方が上
復活したうるティはその後ヤマトと短い間だが戦っており"互角"のように見えたのでヤマトの実力は飛び六胞と同格に思えた。
しかし飛び六胞も言っても"七武海"のように実力差がありそれをササキは考慮していなかったので予想していた以上のヤマト強さを見て焦り出したのかもしれない。
以前ブラックマリアがヤマトの事を「それは手強い……!!」と評価していたのでヤマトの実力は噂程度で知れ渡っていた可能性がある。
つまりその噂をあまり深く受け止めず自身を飛び六胞の中で上位にいると思っていたササキだったのでそのギャップに今回驚いたというわけである。
ただこれが正しい場合うるティはパワー系女子として相当な強さを秘めていることになるが、しかしルフィに体術であしらわれたシーンもあったのでむしろササキが弱いと言った方が正しいかもしれない。簡単に傳ジローに縛られたのでなくはないだろう。
しかし他にも可能性はある。
■ヤマトは条件付きで本気を出せるタイプ
もしかしたらヤマトは"何かを守ろうとする心"がない場合本気で戦えないタイプかもしれない。
ここではモモの助としのぶの二人を守ろうと必死になっているので普段の倍以上の力が発揮されているという事になる。
これが正しい場合ササキとうるティの実力差を気にする必要はなく、うるティと互角に戦っていたのもそういう事だと解釈することができる。手を抜いているつもりはなくてもその強さをコントロールできなかったというわけである。
ちなみにうるティに雷鳴八卦を直撃させた時もルフィを助けようとしていた。
これなら初登場時の強者感が最近影を潜めていた理由の説明にもなるだろう。
つまりもしこの場にいるのがササキではなくうるティであってもヤマトの実力を見て同じ反応をしたかもしれないわけである。カイドウ相手にすら物怖じしないうるティですらヤマトの本気を見て言葉を失ったかもしれない。
後者の可能性がヤマトの性格にも合うと思うので推すことにします。
これから戦闘場面が増えてくればより明確な実力が見えてくるはずなのでこの答えは近い内に分かると思うが、ただマジになったヤマトがあまりに強すぎると"10人目"の可能性が消えそうな気もするので"ほどほど"を期待しておきます。