第997話考察
カイドウが鬼ヶ島を花の都に移す理由とは?


文字通りの意味で鬼ヶ島を物理的に花の都に移し出したカイドウ。

しかし鬼ヶ島をこのまま花の都に持っていけば"労働力"まで消滅しそうだがカイドウは一体何を考えているのだろうか。

おそらくその答えはこのパフォーマンスによってワノ国の住人の心を折るのが狙いかもしれない。

火祭りで盛り上がっている中、突然巨大な鬼ヶ島が向かって来たら皆大パニックに陥るだろう。

その後すぐに島を着陸させずおそらく花の都の民が八方に散らばった後に上空からワノ国を新鬼ヶ島に変えることを宣言をして支配下に収めようという段取りなのかもしれない。

そして花の都がほとんど無人になったところで島を降ろせば労働力を減らさずに都市を滅ぼせるので(カイドウにとって)一石二鳥になると思われる。

パフォーマンスの側面が強い感じではあるが後に海軍が本格的に狙うのを計算していれば移動させた鬼ヶ島を要塞として機能させる意味もありそうである。

ただでさえワノ国は滝に囲まれた天然の要塞なのでそれに加え鬼ヶ島がワノ国本土に移れば守りは一層固くなるだろう。

それにそのまま土地ごと移動させれば再度改めて城を作る手間が省けるのでその点も都合が良かったのかもしれない。

もしも常に島を浮上させれるのなら壮大であるが流石に"焔雲"をずっと留めておくのは無理な気がするのでおそらく最終的には地面に降ろすはずだ。

しかしそれが不可能じゃないのであれば花の都に浮かぶ空中要塞として鬼ヶ島を構えるつもりなのかもしれない。

本格的に秘めたる力を見せ始めたカイドウだが鳥かごのドフラミンゴしかりスケールの大きい技を持っているからと言って無敵とは限らないのでこれから何とか……なるのだろう。

何とかならなければこのままカイドウが海賊王になりそうな勢いなのでルフィにはヒョウ爺に鍛えてもらった流桜で島をももぎ取る化物カイドウを倒してもらいたい。