オロチ死亡説(生存説)を改めて考えてみる


985話でカイドウに首を切られたオロチ。

今までも生きているのか死んでいるのかどちらの可能性も検証してみたが現在997話まで進み残り1000話が目の前まで来たのでここで改めて生存説(死亡説)を考えてみる。

あれから物語はまるでオロチの死は大したことがないように進んでいる。

赤鞘達はオロチの事は一切頭になくカイドウを心中覚悟で討つことだけに集中している。

つまり"標的"としての意味はオロチには存在すらしていないのであの時点で本当に死んでいても違和感はない。この違和感の無さは討ち入りが進むにつれさらに強まると思う。

それに大ボスが鬼ヶ島を浮かせるという離れ業もやってのけたのでこういうのを見ると今更オロチが生きていてもという感じを個人的には受ける。

あとオロチの目的がワノ国を支配しつつ滅ぼす(滅びても構わない)というものだったのに対しカイドウの目的は暴力で世界を支配するなのでこの点のスケールが違いすぎるのも死亡説を後押ししているかもしれない。

つまりカイドウが生きている間にオロチが登場したら今復活する必要あるのかという雰囲気になりえるし、倒した後に登場しても色々とスケールダウンして今更感が漂うかもしれないわけである。

ただしまだ解決していない描写がある。

本格的に討ち入りが始まり990話でお庭番衆が戦いに乗り出したがそのリーダーである福ロクジュは戦場から離れどこかへ行ってしまった。

そして現在まで一切姿を見せていないので以前可能性を考えたように本当に死んだふりをしたオロチの元へ向かい生きている事に気付きそれから共に逃げ出したのかもしれない。

怪しまれないように埋葬目的か何かの名目でオロチを外に運び、すでに鬼ヶ島の外へ脱出したとすれば福ロクジュはもうこの討ち入りに姿を見せないだろう。

逆に言うと途中でひょっこり現れればオロチ生存の可能性は低くなるとも言える。

ただしカン十郎生存説まで考慮すれば"後に現れる福ロクジュ"は偽物の可能性が生まれるので判断が難しいところではあるが、しかしカン十郎が何度か見せた死の覚悟が本物であればあそこで死んでいても不思議ではないのでこれも判断が難しい。

カン十郎生存に関しては「日和を探し出す」と言っていたのが伏線になるかどうかが重要なポイントかもしれない。

つまり生きている場合より一層外道としての役割が強まる気がするのであの場で死んでいた方がこの点スッキリして良い気がする。

というわけでオロチ生存の鍵はこれからの討ち入りで福ロクジュが姿を現すかどうかという結論に達しました。

一応カイドウ討伐後のワノ国編の最後の最後にオロチが現れれば生存の意味が出てくる気もするが少なくとも討ち入りが行われいる状況下では邪魔なだけなので当分名前すら出てこないかもしれない。