2017年のワンピースを振り返る
(851~889話)
※単行本派注意
2017年もいよいよ終わりという事で今年のワンピースを振り返ってみようと思います。
思い出してみれば今年は絶望感から始まった。
まさかプリンがあんな逝っちゃってるサイコだったとは……
しかしそれでもまだ何か裏があるのではないかとメモメモの実による自らの記憶改ざん説を唱えしつこく粘れるとこまで粘ったが、結局何もなかった。
だが途中から状況は一変。
なので今振り返って見ればそれは良い思い出である。
(顔芸の豊かさは変わらない)
終わり良ければ全て良しとはこの事である。
いや来年はどうなるか分からないが、それでも今年に限ればプリンは良いキャラになったと言えるだろう。
そして良いキャラになったといえばベッジも忘れてはならない。
最初に登場した時は超新星の中で一番地味な感じでルフィ達とも馬が合いそうにない雰囲気であったが、普通に馴染んでるしそれにもう地味な存在じゃない。
おそらく直球で行かず策を練って敵を倒そうとするという部分が逆にフィットしたのかもしれない。(ルフィ達には欠けている部分だから)
当初はファイアタンク海賊団は船長を押しのけてヴィトが目立ちそうだったが、途中からしっかり船長のベッジが盛り返しお飾りじゃないのを見せつけた。
さらにシフォンも単にローラの双子という印象ではなく独立した存在として存在感が出てきた。
今年のワンピースはキャラの発展性がよく光っていた年ではないだろうか。この部分は本当に高く評価されるべきだと思う。
だがそれによって、ホールケーキアイランド→レヴェリー→ワノ国の流れが起きなかったというのはあるだろう。
逃走劇→逃走劇2→逃走劇3(今ここ)が後半から続いている。
「何でおれのナワバリから出られるって夢見てんだよォ~~~~!!!」というビッグマムの発言があるが、本当であった。(あれは実は読者へのメッセージだったのかもしれない)
ルフィは脱出そっちのけで打倒カタクリに燃えているし、というか最近主人公なのに姿を見ていない。
今年はルフィの年じゃなかったのだけは確かである。
ただルフィが戦闘そのものに燃える展開は珍しいのでこの戦いの行方は非常に興味深い。
20年間主人公やってるルフィもついに新たな側面が開花するのかもしれない。
そして大ボスであるビッグマムのキャラも掘り下げられたが……
こういうのは(個人的に)望んでいなかった。
直接的な描写は無くともカニバルが行われたのはまず間違いない。
(今年は一体何度吐いただろうか──)
ちなみにこれは月日が経ってもプリンのように良い思い出にはなりませんでした。おそらく今後もならないだろう。
ただしアニメではこの部分に変更が加えられるかもしれないので、そっちが原作の補完という事で納得したい人は納得できるかもしれない。まだ希望はある。
そういえば今年はなぜかオッサンの顔芸が多かった。
…と思いましたが、ちょっとこちらの(時間の)都合でそれは来年公開することにしました。
まあワンピース自体も記念日などに一切拘らなくなったので、こちらも見習ってマイペースに更新していきます。
というわけで来年へつづきます。(よいお年を!)