「スナッチ」の意味が判明したがゾロが知っているスナッチと意味は同じだったのか?


950話でついに明らかになったスナッチの意味。

自分を大切にするから人間はビビるということで勇気を出す為に"名前"を捨てろ "知恵"を捨てろ 頭を空にして飛び込むのみ!!の意味を込めて捨名ッ知と叫ぶのが九里に伝わる掛け声の真相であった。

確かに"名前を捨てろ"というのはモモの助が使うには相応しくないのでスナッチの掛け声をモモの助から聞いたお菊が焦ったのも納得である。

ちなみにガキの頃に度胸試しでよく叫んだと言っているので大人になるとあまり使わない掛け声なのだろう。

その事はゾロが本編で一度も口にしなかった事と子供のモモの助に教えた事と一致している。

なので「東の海のシモツキ村」に伝わっているスナッチと「ワノ国の九里」に伝わっているスナッチは意味が違う(途中で意味が変わった)のではないかと以前推測したが、実際はそこまで複雑な話ではなかったわけである。

しかしゾロは勇気が出るまじないとしてしかスナッチの意味を把握していない気がする。

だとすれば何十年も昔東の村に到達したワノ国の住人は子孫にスナッチの意味を正確に伝えなかったのかもしれない。

コウシロウは知っており一応教えたのだがゾロは興味がなかったので忘れているだけという可能性もあるが、しかし本来の意味を意図的に子孫に伝えなかった可能性は0じゃないと思う。

まだその具体的な理由は分からないもののそもそもワノ国を出てカームベルトそしてレッドラインの向こう側にまで行っているぐらいなので実際に名前を捨てる覚悟はあったと考えられる。

しかし知恵まで捨てたらそのような事は達成できないと思うので本来の100%スナッチ精神では臨まなかったのではないか。(100%スナッチ精神?)

そのような過程があったのでそのワノ国の先祖は子孫にスナッチ本来の語源を教えず、なのでゾロは子供が使う勇気が出るまじないとしてしか認識しておらずモモの助に軽い気持ちで教えたと考えてみたわけである。こうやって言葉の意味は変化していくのかもしれない。

こんな裏ストーリーが実際に考えられているかどうかは未知数だが捨名ッ知の意味が判明しても未だにシモツキ村へ到達したワノ国人のことはほとんど何も明らかになっていないのでここでこの話は終わりではないだろう。肝心の部分はまだ何もわかっていない。

本筋とは直接関係ないもののこういう話は普段のワンピースのテイストと違い一風変わって面白いと思うので、個人的にはこの事はSBSやビブルカードで明らかにならず本編で明らかになってもらいたい。