世間での革命軍の印象は操作されている?
そしてそれは最終的に"ジョイボーイ"の役割と関係してくる?
※1025話までの展開含む
作中で"鬼の子"は三人出ている。
海賊王ロジャーの息子であるエース。
四皇カイドウの息子(娘)ヤマト。
そして革命軍の総司令官ドラゴンの息子であるルフィ。
ちなみにこの三人は記念すべき100巻の表紙に並んで描かれているが全員自然な形で現在の話と関わっているので、計算なのか運命なのかは分からないがよく出来ている。
話を戻して、海賊王と四皇の子供が"鬼の子"だと表現されるのは納得できるが革命軍のリーダーも同じ枠に入ってるのは考えてみれば妙である。
この疑問は1025話の考察で取り上げたが、しかしこれはもっと考えてみればむしろ納得できるかもしれない。
読者は革命軍がどのような集団か知っているが作中の人物の目線で考えると実態を知らない方が圧倒的に多いだろう。
世界を知る手段は新聞ぐらいしかないので得られる情報は限られる。
モルガンズが取り仕切っている世界経済新聞は完全に政府寄りじゃないとはいえ政府に都合の悪いニュースは基本的には取り上げない立場なので、つまり政府の圧力によって革命軍の実態が常に歪められて報道されていればドラゴンが世界最悪の犯罪者として皆が素直に認識しているのも納得というわけである。
海賊女帝であるハンコックですらドラゴンを"鬼"だと認識していたので革命軍の行動を世界が広く受け入れることは実は難しいのかもしれない。
革命を起こしている国の方が少ないのであれば革命軍はいずれこの問題に直面することになるだろう。
おそらくその"壁"を取り払う役割としているのが海賊王、もしくはジョイボーイなのかもしれない。
ルフィではなくモモの助がジョイボーイ説もあるので本当であればこれからのモモの助は今以上に重要な存在として活動することになるわけである。
つまりモモの助の大人化の展開はカイドウを食い止めるだけのものじゃなくむしろこっちと繋がっているのかもしれない。
というわけで鬼の子からジョイボーイに話を繋げてみたが実際にモモの助がジョイボーイなのかまだ分からないので最終的に革命軍と繋がって来るのか確信はない。
しかしおでんの日誌にモモの助が死んではならない理由と世界を夜明けに導く人物だと書かれているようなのでジョイボーイである期待値は高いと思うし、それに中身が8歳のモモの助が世界を導くというのは当初から思っていたが妙な話なので、革命軍と繋がることになればその辺は納得のいく流れになる可能性は高まるだろう。これは本当に的を射たかもしれない。
だとすれば見た目だけおでん(仮)のモモの助とルフィの付き合いはこれから長いものになりそうである───