短期集中表紙連載「第二十五弾」
"ジェルマ66のあゝ無感情海遊記"
【1話~8話】感想まとめ


Vol.1「脱出!ホールケーキアイランド」(1035話)

討ち入りも終盤に差し掛かっているがこのタイミングでジェルマ(ヴィンスモーク家)が主役の表紙連載がスタートした。

あれからどうなっていたのか気になっていたのでこれで答えが分かるだろう……というかこのサイトではヴィンスモーク家はあの後モンドールの本の世界に閉じ込められた説を唱えていたのでこの時点でそれは外れだと答えが出た。

だとすればあの絶望的な状況から一体どうやって逃げ出したのか別の疑問が浮かんで来る。

魚人達と違い海中へ潜り逃げ出すルートはないと思うので想像するのが難しいが、おそらくこれは謎のままで終わるだろう…

ただ最近改造人間として覚醒したサンジが鬼のような強さを見せつけたので、逃げることだけに集中すれば状況は打開できたのかもしれない。

他にも作中で描かれなかった遠隔操作で動かせる秘密兵器(仮)のようなものがあったりして全てを駆使すれば何とかなったのだろう。戦争屋なので何とでもなりそうではある。

実はサンジが作った渾身のケーキの効果によって……というどんでん返しもあるかもしれないので可能性は低いと思うがこの先の表紙連載で何か分かるのを少しは期待しておこう。

ただそれよりも気になるのはジャッジが過去に所属していたMADSやこの先ヴィンスモーク家がどのような道を辿るのかなど色々あるのでWCI編のラストは別に忘れてもいいかもしれない。

果たしてこれから何が描かれていくのか───


Vol.2「ためいきのジャッジ」(1037話)

表紙連載のタイトルが明らかになりそれは"ジェルマ66のあゝ無感情海遊記"という非常に独特なものであった。

無感情という言葉が入っているのはヴィンスモーク家の特徴を示しているのは間違いないが、しかしもしかしたら話が進むにつれヴィンスモーク家の面々に感情が芽生えてくるのを意味してる、と思ったがジャッジとレイジュ以外は血統因子レベルで削がれているので一筋縄ではいかないだろう。

しかしサンジの外骨格が今になって発現したように兄弟達の感情も消滅しているわけじゃなく封じられている場合なら何かの出来事を通してそれが解放される可能性はあるかもしれない。

あとWCI編の途中から完全に存在感が消えていたクローン軍団のことも気になるのでジャッジの過去より今のヴィンスモーク家がどう変わっていくか(仮)の方を期待しておこう。


Vol.3「カカオ島ショコラタウンに捕まるニジ&ヨンジ」(1038話)

なんと3話目で長く推していたヴィンスモーク家モンドールの本の世界に閉じ込められた説が"半分"当たっていたと判明。

前回姿が見えなかったニジとヨンジは城内にでもいるのだと思っていたのでこれは逆にサプライズになった。

ということは、このままヴィンスモーク家は無感情な旅をしていくわけじゃなく二人を助けに向かう可能性が高いだろう。

さらに注目は、

ニジとヨンジを見ているこの後ろ姿の正体はプリンで間違いないだろう。

ロビンと並び作中の重要人物になるポテンシャルはありつつも再登場の気配がなかったプリンだったので、この展開は本当に続きが気になる。

もしかしたらカタクリも扉絵で何が行動を起こすことになる、という期待もしたくなってくる。

完全に興味がヴィンスモーク家からシャーロット家側に移ってしまったが、どうなるにせよ続きが楽しみである。


Vol.4「科学の及ばぬ生物」(1040話)

ニジとヨンジがビッグマムにやられた時のことを思い出している。

今回ローとキッドがビッグマムを打ち破ったのを思うと"科学の及ばぬ生物"というタイトルといい何だか感深い。

ただ正直話は何も進まなかったので扉絵の回想はこのぐらいでお願いします…


Vol.5「サンジさんをイジメた奴に"プリンパンチ"!」(1041話)

タイトルが妙にかわいいだけじゃなくプリンのパンチの描写もやけにかわいい仕上がりになっている。

というかニジとヨンジの殴られた顔もギャグっぽいので全体的にコミカルタッチである。

それはいいとして、この展開は描かれたら当然という感じだが実は前回までプリンが二人を助けることになるのではないかと思っていた。

しかしよく思い出して見るとプリンが二人を助ける道理はないので今後の展開はまだまだどのように進んで行くのか分からなくなった。

タイトルはジェルマでもせっかくならプリンやカタクリを中心に描かれたら嬉しいです…


Vol.6「ニジとヨンジをホールケーキアイランドへ」(1042話)

ニジとヨンジの二人を殴ったプリンだったがまだ怒りは収まっていないようである。

つまりプリンは今後もジェルマの敵として扉絵で描かれ続けるチャンスはあるかもしれない。

しかしオーブンがこれから二人を閉じ込めている本をホールケーキアイランドへ運ぶようなので一旦場面は変わりそうである。

何の為に運ぶのか、そして運んだ後に何が起きるのか、などまだ物語の方向性は見えてこない。

前回のファイアタンク海賊団の時と違い明確な目標もないし、主役達が無感情な奴らばかりなので物語を進めていくのは今までの扉絵シリーズの中でも屈指の難易度な気がする。

果たしてニジとヨンジに待ち受けている運命とは───


Vol.7「到着!ホールケーキアイランド」(1043話)

ニジとヨンジが入った本を持ってオーブンとブリュレがホールケーキアイランドに到着した。

ケーキの城が倒れたままだが、よく考えてみるとルフィ達が脱出してからおそらくほとんど時間が経っていないので何も不自然ではない。

ただそう考えると前回指摘した点に時間経過まで加えたら本当に話を進めていくのは難しいと思う。下手に現在の展開を混ぜてしまうと致命的な矛盾が出てきそうである。

ジャッジ達が完全に二人を見捨てているのであれば1~2か月経っていても問題はないかもしれないが、本当にこれからどう話が進んで行くのか見物である。


Vol.8「ママは遠征。研究開始!!」(1044話)

ガチでヤバいことになっているニジとヨンジ。

このまま進むと二人は終わるのでこの後何かが起きるのだろう。

というか幼い少女まで研究に加担しているのでやはりシャーロット家はぶっ飛んでいるのがこの画だけでもよく分かる。

いよいよ話が動き出しそうだが、無感情な奴らがこのまま無感情なまま何かやってもしょうがないと思うので何か変化が起きるのを期待したい。