サンジとプリンは今後"遠距離恋愛関係"になる!?
この先ワンピースで今までにはなかった展開が起きるかもしれない
※834話までの情報あり
以前最近のワンピースは今までとは何かが違うという通常の分析とは違う種類の分析をやったが今回はそれの第二弾のようなものである。
では早速本題に移ろう。
827話から834話まで見る限りプリンがサンジの事を本気で好きなのはまず間違いない。
サンジは結婚を断ったが、その理由はプリンの事が嫌いだからではなくオールブルーを探す為と麦わら海賊団(仲間達)に迷惑がかからないようにする為である。
つまりサンジもプリンの事を気に入っている可能性は当然あるだろう。
ということは素直に考えるとこの二人は相思相愛というわけである。おまけに趣味まで合う。これ以上の相手はどちらの立場からしても存在しない?
しかしここで問題になるのがプリンの正体である。
素直に考えたらサンジがプリンの事を気に入らないわけがないとなるが、しかしプリンには"三つ目族"としての恐ろしい裏の顔があり、既にサンジはそれを知っているとしたらどうか。(結婚を断った時に知った)
敵であるカリファすら攻撃できなかったサンジが女を嫌うというのは考えにくいが、しかし相手がもし二重人格的な"性格"の場合はどうだろう。
それについて参考になるかもしれないシーンが一つある。
それは38巻第359話"ビンゴ"の中のチョッパーとのやり取りにある。
ロビンの裏切りという危機に直面してもサンジは怒りもしなければ落ち込みもせず、冷静に対応した。
ということはプリンに裏の面があってもそれだけが理由で嫌いになる事はないと思える。
つまりそれだけが条件じゃまだ二人は相思相愛といえる。
よほどプリンが極悪非道じゃない限りサンジがプリンを本当の意味で振ることはないとすると、興味深い可能性が浮かんでくる。
それがタイトルにあるようにサンジとプリンは今後"遠距離恋愛の関係"になるかもしれないというものである。
ビッグマムとの戦いも何とかなり、ヴィンスモーク家とも決着が付いたとする。
そしてビッグマム編の最後にサンジが一味に戻ってくる事になるだろうが、だからと言ってプリンとの関係がそこで終わるという意味にはならない。
ここで以前の分析今後サンジに大異変が起きる!?を考慮してみよう。
何を言いたいかというとつまり、もし今後プリンが逆にサンジを振るような展開が起きず、さらにサンジがプリンに裏の面があってもそれを受け入れる事ができるのであれば、ビッグマムとヴィンスモーク家による強制的な婚約ではなく本人達の自主的な決断によってサンジはプリンと一種の遠距離恋愛関係になり、それがサンジのキャラを変化させる大きな転機になるかもしれないと思うわけである。
転機といえば833話で明らかになったサンジの幼少期だが、あれはあくまで読者の視点から見たサンジ像の変化であってサンジ自身が変化するきっかけにはならないだろう。サンジは過去を思い出しただけにすぎない。
しかしあの展開が今後起きるサンジの変化の前触れである可能性は非常に高い。
あそこまで悲惨な過去とは予想していなかったが、ああいう展開はまさに予想していたものであったわけである。
ちなみにサンジ自身が変化するきっかけだが、実際これが予想しているように女絡みであれば色々とスッキリするだろう。
例えばなぜサンジはこうも紳士なのかという疑問が過去が明らかになるにつれ判明していくかもしれない。
それにハッキリ言ってかなり寒いサンジの目がハートになるギャグもようやく終わるかもしれない。
自分がプリンとサンジの恋愛関係に期待しているのはまさにそれである。
例えば今後サンジがプリンにこの旅が終わった後にまた会いに行くというような約束をしたとする。
するとどうか、正確にはもうサンジはシングルじゃないとなるので今までは女を見ると狂ったように目をハートにしてきたが、今後はプリンの為に必死に我慢しなければならない。
これが自分の想像(期待)しているサンジの将来のギャグパターンである。あっちはもうワンパターン化しているからそろそろ違うパターンがほしいところ。
例えば話がワノ国編に移った時にワノ国の女達がサンジに寄って行く展開があっても、サンジは今までのように鼻の下を伸ばして素直に喜べず必死に逃げなければならないというわけである。この展開は本当にありえると思う。
ちなみにこの可能性はプリンと三つ目が別人であった場合はもっと高まるだろう。(そう考えるとその可能性が高まりすぎて別人の可能性はやはりないと思える)
爆弾付きの手錠がプリンのアイディアとならない限りサンジがプリンを本気で拒むのも考えにくい。
ロビンの時ですら冷静だったのだからちょっと豹変しても受け入れる事が出来るだろう。
それを考慮して改めてこのシーンを解釈すると、
サンジは既にプリンの裏の顔を知っているから言葉に詰まったという事になり、それだけじゃなく現在はプリンとどう接するべきか悩んでいる段階という感じでもあるかもしれない。だから「……!!」が表情として表現されなかったのだ。
ちなみに読者が知っているプリンが実在するのは834話のこのようなシーンを見ても確かなので、
プリンに裏の面があろうとプリンの根が真っ黒じゃないのはもう間違いない。真っ黒なら店員達は今頃あの世へ行っているだろう。
つまり仮に三つ目プリンが本当に手錠のアイディアを出していたとしても、良いプリンの存在がある限りサンジはそれでも最終的に許すかもしれない。
833話の展開で二重人格説まで出たサンジだが、ある意味本当の二重人格かもしれないプリンとの相性はサンジの極端な紳士の気質と合わせて悪くないのではないだろうか。
趣味が合うだけじゃなくそういう意味でも相性が合うかもしれないわけである。
実際そう考えると結婚願望がやけに強いプリンが今までなぜ誰とも結婚していないのかという謎が解ける。
年齢が理由も当然考えられるだろうが、それを抜きにして考えた場合つまり普通の男であれば三つ目としての裏の顔を知ったら恐怖で逃げ出すからかもしれない。死んでも女は蹴らんとまで宣言するサンジ以外は対処不可能なレベル?
ちなみにサンジの立場からしてもプリン以上の可能性は存在しないかもしれない。
目をハートにするサンジをプリンは引かずに問題なく受け入れているようだから、その時点でプリンに裏があろうとサンジは喜ぶべきである。これを逃せばもうチャンスはない?
というわけでサンジとプリンの今後を考えてみたがこの話の結論は要するに、最近のワンピースは今までとは何かが違うの中で作者に心境の変化があったのではないかなどと推測したがそう思わせる描写の数々はサンジのキャラ変化の下準備のようなものなのかもしれないという事である。
唐突にビッグマム編の最後でサンジとプリンの関係が恋愛に発展したらワンピースでは違和感がある。
しかし今の時点から細かな恋愛描写あれば最終的に起きるサンジの大転換期までの流れをスムーズに運べるだろう。
ちなみにこうやって予想している恋愛の展開が発生したとしてもこの場合は"遠距離"恋愛だから今後本編に絡み続けることもない。つまり作風が変に乱れる心配もない。変わるのはサンジの女絡みの行動(ギャグ)だけ。
そう考えてもこの展開は本当にありえるかもしれないのである。
では最後におまけとして(2)でワンピースの恋愛についての個人的考えを述べてみる。