ワンピースではたまに巨人族が登場するが、どういうわけかあまりパッとしない。

作中初登場の巨人はドリーとブロギーで二人とも懸賞金額が１億ベリーと当時明らかになっていた最高額クロコダイルの元8100万ベリーを抜いて１位だった。（そして初の億越えでもある）

体格も普通の人間とは比べ物にならず文字通り怪物レベルの強さを持っててもよさそうだが…

この頃は自信満々のMr.３に（奇襲とはいえ）やられ、

青キジに凍らされ、

その上一般サイズより大きくても巨人族と比べたら小人である白ひげに肝心のパワー勝負で負けるなどパっとしない描写が目立つ。

では巨人族は弱いのか？

どうやらそうじゃないらしい。

Mr.３によると巨人族（ドリーとブロギー）はかつて世界を震撼させるほどの強さを持っていたとか。

実際ナレーションも似たような事を言っている。

当時七武海という制度はなかったのかもしれないが、海賊を野放しというのは相当な強さを意味している。

ではなぜ巨人族は強く見えないのか？

それは決して弱いわけじゃなく弱い描写がたまたま（意図して）目立っているだけなのかもしれない。

例えばドリーとブロギーはどちらも奇襲でやられている。

そしていくら寿命が長くても全盛期は過ぎている可能性がある。

それに真っ向勝負であればどう転んでもMr.３に勝ち目はない。

青キジに凍らされたのは、これはしょうがない。ロギア系は強い。

ただ的がデカい以上ロギア系のような能力が相手だと逆に大きさが不利に働くかもしれない。

ドフラミンゴやモリアにやられたのも同じような理由。

白ひげに関しては…これは（元）世界最強だからしょうがない。

ちなみに目立たないがルフィはいとも簡単に弱っているドリーに捕まっている。

目立たないというか、捕まえられる描写は存在していない。一体なぜか。

それはおそらく巨人族を強く見せない為だろうと思う。

巨人族の強さがあまりに目立つと白ひげ、カイドウ、モリア、くまのような一般サイズよりもデカいタイプの凄さが縮んでしまうように見えるからかもしれない。

そしてもう一つ考えられる理由がタイトルにもある最強の巨人族の登場である。

かなり昔から名が出ているエルバフ。

もし麦わら海賊団の冒険の中で登場するのであればそれは新世界にあるだろう。

しかしエルバフの島（国）が出てくる気配はない。

これが意味するはつまり、エルバフは新世界の海の中でも後半に位置しているからかもしれない。

だとすればそれは物語の終盤付近で登場するだろう。

終盤付近ということはかなり強いキャラの登場が控えている可能性が高い。

つまり巨人族の強さが現在のところ目立たないのは終盤付近で強さを目立たせる為の布石ではないかというのが自分の推測である。

覇気の達人の巨人族やロギア系の巨人族が出てくるかもしれない。これは凄い事になるだろう。

オーズvs麦わら海賊団の時とはまた一味違うスケールのデカい戦闘が控えているのであればこれは期待できるはず。（昔から自分は武装色の達人の巨人族の登場を期待している）

ちなみにMr.３の情報によるとドリーとブロギーは凶悪だったという話だが、

本当の回想を見る限りそうは見えない。

この辺の噂との食い違いが今後ストーリーに関わってくる可能性は０じゃないと思う。

物語後半であれば空白の100年などの色々と物語の中枢と深く関わるはず。

巨人族が（巨人族も）重要な役割を持っているのであれば最強の巨人族やエルバフ編は期待できるだろう。

ただ海兵として巨人族が結構存在することから色々と複雑な可能性はある、

ではおまけ分析として（２）でドリーとブロギーのある技についての分析を。