飛徹の謎は明らかになるのか?


ワノ国編の序盤ではインパクトがあったが物語が進むにつれ影が薄くなった飛徹。

"三代鬼徹"を打った刀鍛冶という本来ならもっと重要視されてもいいはずの事ですら途中小さなコマで明らかになった程度の扱いであった。

だが読者によって光月スキヤキ説が挙がったことで考察に興味がある人達にとっては未だに存在感は残っている。

しかし本当に飛徹は光月スキヤキなのだろうか?

以前は有力視できると思っていたがほとんど本筋に絡まず、モモの助が鬼ヶ島を救う場面を飛徹を含めて花の都の住人が目撃すると思っていた流れにもならなかったので、これから飛徹がモモの助の祖父だったと明らかになる展開は突拍子もない感じになる気がしてきた。

考察を知っている人にとっては突拍子もない展開ではないものの、本編だけ見るとそういう印象になるのではないだろうか。

ちなみにこれは勝手な予想であるが、最初は飛徹はモモの助の祖父(スキヤキ)の予定じゃなかったと思う。

だが途中で光月スキヤキにできるポテンシャルがあることに気づきこけしコレクターの伏線が張られた。他にもおでんの回想でも死が曖昧に描かれたり声優も同じになった。

しかし本当に飛徹を光月スキヤキにすると20年以上の空白期間を埋めるのが困難であることにも気づいた。これは全て辻褄を合わせようとするのは本当に手間がかかると思う。

読者は気軽に飛徹=スキヤキと予想できるが、描く側はかなり想像力を駆使しないと綺麗な流れで描けないだろう。

なので今は作者の中でも正体が定まっていない状態かもしれない。

だから序盤以降はずっと影が薄いというわけである。

というわけでさっきの勝手な予想が正しいのなら"待ち人"ですら一度スキヤキにしようと迷ったことで曖昧なまま終わる可能性は0じゃないと思う。

ただそれでもこれから飛徹を一気に重要なポジションに持ってくることは難しいことじゃない気もしている。

この話は(2)へつづく。