シャンクス=ロックスの息子説などを検証
シャンクス=天竜人説は取り上げたのでここでは他の可能性から五老星との繋がりを考えてみる。
まずロックスの息子説というのは天竜人説と並び非常に興味深い可能性の一つ。
ゴッドバレー事件で最も被害を受けたのはむしろロックス海賊団なのでロジャー海賊団へ来た流れは天竜人説と同じく辻褄は合う。
それにシャンクスがやたら強いのも説明ができる。
ただしロックスの息子だと判明すればすれば五老星とのコネクションを持つことはむしろ普通の市民よりも難しくなると思うので五老星との繋がりを中心に考えた場合この説の説得力は低いだろう。
しかしそれでもありえなくはないと思うので可能性の一つとして留めておきたい説である。
他には貴族説がある。
それは以前思いついた説だが「西の海」出身の貴族の両親が赤ん坊のシャンクスと共にゴッドバレーに立ち寄っていた時にたまたま事件が起き孤児になりロジャー海賊団が引き取って育てたというもの。
ゴッドバレーの位置が西の海でない場合は本当に有力視できると思うが現在のところ位置は判明していないのでこの説のポテンシャルは未知数である。
問題点は天竜人説と比べると若干複雑なストーリーが必要になる上に貴族なので五老星との繋がりの部分の説得力が弱まるというものがある。天竜人だとこの辺は全てシンプルになる。
しかしシンプルだと正しいという事にはならないので悪い読みではないと思う。
他の候補としては結構前にぼんやり考えていたものがある。
ラフテルに到達したロジャー海賊団の一員でさらにそれから四皇になるほど力を持つようになったので五老星の方からアプローチをしたというもの。
暴れさせたら手に負えないほどの存在な上に真の歴史を知っているので自分達に被害がこないように先に手を打ったというわけである。
この説はロックス海賊団の実態(世界政府にも牙をむくテロ組織)が明らかになった時に説得力が上がっている。
つまりロックスの件があるので大海賊とは前もって裏で手を結んだ方が安全と五老星が判断したと考えることができるわけである。
シャンクスとしては現在の秩序を守った方が良い(?)と判断したので五老星のオファーを受けた感じだろうか。
空白の歴史を知って判断したのか、それとも黒ひげのようなロックスの二代目になるような存在が出るのを危険視して判断したのかは分からない。
しかしまるで未来を予測してエースを止めることを考えていたので実際この辺に秘密があってもおかしくはないだろう。
ちなみにオファーの中に今後海軍が赤髪海賊団を全力で狙う事はないという条件があるかもしれないがそれが事実ならちょっとガッカリではある。この説の問題点はそのようなところにある。
ただオファーを受けたことにより世界政府の考えが見えやすくなるというのがあると思うのでスパイ活動の一環として手を結んでいる可能性もあるのは押さえておきたい。
つまりその場合ロジャーの意思(仮)を尊重しての行動ということになるかもしれないので海賊としての誇りは一切捨てていないことになる。
世界がひっくり返る"その時"が来るまでの準備という感じだろうか。
ちなみに五老星との繋がりが血筋と何も関係ない場合ゴッドバレー事件の時系列とシャンクスの年齢の一致などは全て思わせぶりなミスリードということになる。
というわけでどの説にも一長一短がある。
しかし大穴だと思っていた天竜人説は現在他の可能性と互角に競ってるとこまで浮上したように思うので勢いで判断するなら天竜人説が現在最も有力な雰囲気を出している感じはある。
どれが正解か分からないがどれであろうと本当に終盤は大波乱が待っていそうである。