「月人」と「D」と「ワノ国」の繋がりの秘密とは


以前何度かワノ国と月人との繋がりについて考察したが今まで一度も考慮しなかった可能性が一つあるので早速紹介しよう。

それは月人が最初に接触した"青海人"がワノ国の住人だったというもの。

この説を正しいと仮定すると様々な疑問や謎が綺麗に解けると思うので今から順を追って説明してみる。

以前考慮したワノ国の住人(もしくは光月家の一族)は月人の直系の子孫という仮説の最大の問題点は月人とワノ国に全く共通点が無さそうなところにあった。

例えば古代文字やその文字が書かれた石はポーネグリフと呼ばれワノ国の雰囲気を全く感じさせないものである。

そもそも月人は言ってみれば宇宙人のような存在なので元は関係ないと仮定した方が違和感はない。

ただしワンピース世界の月は地上から風船で行けるようなところにあるので月人を"宇宙人"と言えるのかどうかは分からないがそれでもエネルの扉絵で描かれた壁画にも特に和の要素はなかった。

途中で設定を変更したとなればそれまでだが今までの描写で判断すると月人は青海人とは違う独自の文化を持っていたと思われる。

にも関わらず光月家は世界の重要な秘密と関係している、そこである時ふと閃いたのが月人のファーストコンタクトの相手がワノ国の住人だったのでそれが発端となりその後も光月家が重要な存在としているのかもしれないという推測である。

理由があったのか偶然だったのかは分からないが月人が最初にやってきた青海の土地がワノ国でその時最初に交流を持ったのが後に"光月家を名乗る"者達の先祖だったというわけである。(後述)

ではそこに「巨大な王国」「D」は一体どう関わってくるのか。

おそらく巨大な王国とは月人と接触を持ち友好的になった世界各地の青海人が月人と共に作り上げた国ではないかと予想している。

その説自体は昔からあるが最近の展開を考慮するともっと具体的に全体像がつかめた気がする。

たとえばワンピースの世界はワノ国の文化っぽいものがワノ国とは関係のないところにもあったりする。

その理由が作中にあるのなら巨大な王国(月人)を通して各地に広がったと説明できるわけである。

つまりサカズキつるという名前、

他にも盆栽があったり海軍本部に普通にが敷いていたりする理由はその名残が残っているという事なのかもしれない。

そして「D」については今でも様々な可能性が考えられる。

以前はネット上に古くからあった月人と青海人とのハーフを意味する(だから半月でD)説を有力視していたが最近は血筋は関係ない予感がしている。

巨大な王国の住人であるシンボル(誇り)として一部の者達が名乗り出したのが始まりかもしれない。

Dの意思とはつまりそういう事になる。

以前考えを改めたようにDは半月限定の意味ではなく"月"を意味していると仮定すると地域によって苗字の中にある月(Moon)の表現が異なるだけで意味は同じになるので上手くフィットする。

ワノ国の住人だと光月、霜月、天月。他の地域ではモンキーD、ポートガスD、ゴールDなどである。

おそらく「O」ではなく「D」である理由は巨大な王国が月人と共に作られた(もしくは月の文明が元になっている)ということで形は半月にしているのかもしれない。

そして血筋は関係ないと仮定した方がハグワール・D・サウロのように巨人族にもDがいることが自然に説明できる。

それに両極端のD(ロジャー、ルフィに対しロックス、ティーチ)がいることも話が複雑にならず他にも月人の血を持つ者達vs純粋な青海人のような極端な対立関係が生まれないのも大きい。

なのでDは血筋を意味しない方が有力ではないだろうか。

ただしDそのものに月人の末裔の意味がないだけでDの中に月人の先祖を持つ者がいる可能性は普通にありえるのでそこのところはどうなるか完全に未知数である。

たとえば「D」を隠し名にし「ワーテル」を忌み名としているロー(の家系)は普通のDとは違う何かを持っているだろう。

ちなみに純粋な月人が現在も残っているのかどうかについてはよく分からない。

だが壁画の中の月人にはがあったので羽を持った人々は少なくとも月人の特徴を受け継いでいる存在だと仮定できる。

シャンディアの人々はおそらくその有力候補だろう。

空島(スカイピア)の住人の羽は装飾のようなので違うかもしれないがしかし空島自体が月の文明を元にして作られた可能性はあるのでビルカの都市名といい繋がりがあるのはほぼ間違いない。

あとストロングワールドに出てきた人々は確かその羽で飛ぶことができたので映画の存在であるが最有力候補かもしれない。

そして飛徹キングも月人の特徴を受け継いでいる可能性がある。

特にキングはビッグマムが欲しがるほどの珍しい種族なので実際何か秘密があるだろう。

ワノ国で飛徹だけ(?)が受け継いでいる理由はたまたま月人の先祖の特徴が飛徹に現れたのか、それとも飛徹の家系に秘密があるのかはよく分からない。

そもそもその羽が本物かどうかもハッキリしていないので月人の全貌やたまに描かれる羽を持つ人々に隠された意味は今でも謎に包まれている。

というわけで以前から存在する説に最近の展開を考慮し修正を加えまとめてみたがこうなると天竜人たちはどのようになってくるのだろうか?

具体的な予想は実は浮かんでいるのだがこのファーストコンタクト説はかなりの自信があるのでおそらくこれ以上は深く踏み込まない方がいい気がする。

ちなみにこの考察は2019年最後のものですが来年の予定などに興味があれば(2)をご覧あれ。