黒ひげは当初はケルベロスの能力者の予定だった!?
「体の構造が異形」とマルコに言われた黒ひげであるが、未だにその真意は明らかになっていない。
ワノ国編でマルコが登場するのであればその時また何かヒントが出てくるかもしれないが、しかしそこでの敵は黒ひげではなくカイドウなのであまり期待はできない。
なので本編で黒ひげの正体が明らかになるのはまだまだ先だろう。
だが今まで作中に出てきたヒントを元にすればある程度何者か正体を絞れるかもしれない。
このサイトでは随分前から既に正体を推測しているが、ここでまた改めて考えてみる。
ただその前にタイトルにある"黒ひげは当初はケルベロスの能力者の予定だった!?"の意味から説明しよう。
黒ひげの正体がイヌイヌの実の幻獣種、ケルベロスであるのは想像しやすい。
まず海賊旗のデザイン。
三つのドクロがまるでケルベロスのように並んでいる。
そしてシャンクスの傷。
フーシャ村に立ち寄った時点で既にその傷はあった。
それが黒ひげに付けられたものだと判明した時(2007年頃)からケルベロス説が浮上したかは覚えていないが、しかし当時その説が出ていたならかなり説得力があったかもしれない。
そして黒ひげの正体を考える上で最も謎めいているこれである。
(こうやって並べてみると大物感があった時と小物化した現在の黒ひげの顔はほとんど別人レベル)
歯並びがどういうわけかたまに変化している描写。
もしこれが適当に描かれた結果じゃなく黒ひげの正体と直で関わっているのであれば、三つのドクロ、シャンクスの獣に引っ掻かれたような傷と合わせてケルベロス説の説得力は大いに増すだろう。
だがそれでも、ケルベロス説が現在ほとんど100%間違いだと言い切れる理由とは?
まずシャンクスの傷が何か普通に"鉤爪"で付けられたものだと判明したのが一つ。
そして体の構造が異形というのも、冷静に考えると悪魔の実の能力者はほとんど異形である。
そもそもケルベロスの能力者なのであればそのような言い方をせずに「あいつはケルベロスの能力者だから~」と言った方が自然である。(特にその時マリンフォードには化物ばかりが集まっていたし)
さらに五老星は悪魔の実を2個食べた人間は"歴史上前例がない"とまで言っている。
ケルベロスの能力者になった場合あと二つ食べれるのであれば既に誰かがやっていてもおかしくない。
だがこれが歴史上初の事態であるのならよほど特殊な条件が揃わない限りこんなことは不可能なのだろう。
それがどのような条件であるかは今は置いておくとして、ここでタイトルの意味にまた話を戻す。
今までの話を振り返ると黒ひげがケルベロスの能力者である可能性は限りなく低い。
しかし、物語のある時点まで見るとケルベロス説は明らかに説得力がある。
例えばシャンクス傷が鉤爪によって付けられたと判明したが、だが後にも先にも黒ひげがそのような武器を身に着けていたのはその回想時だけである。(自分の記憶が正しい限り)
ちなみにだが、そのコマを見た時とってつけた感があると思ったのは自分だけだろうか?
おそらくこれはシャンクスの傷が黒ひげに付けられたという伏線回収の意味があったのだろう。
だがケルベロスの能力によるものだとちょっと都合が悪くなることに気付いたのでこのような形になったと思われる。
ジャブラの発言やそのシャンクスと白ひげの対談のすぐ後にあったエースとの決闘を考慮するとなぜこのような複雑な事態になったのかの説明ができるかもしれない。
最近あったモチモチの実の能力の修正の件も考慮したらより説得力は増すだろう。
その詳しい説明に興味がありましたら(2)をご覧ください。