トキトキの実が存在するとしても、それはタイムトラベル用じゃない!?
昔から存在が噂されているトキトキの実。
シャンクスが食った、ラフテルが食べている、などトキトキの実にまつわる噂は様々である。
しかし公式でトキトキの実の存在を仄めかす描写は存在しておらず、現在のところトキトキの実に関する情報は全て読者によって想像されたものである。
だが、果たして本当にそうなのだろうか?
確かに作中では直接的なヒントは何もない。
しかし間接的に存在を仄めかしているように考えれる描写は意外にも多いのではないか?
ではどのような描写がそれに当てはまると思うのか、今から挙げていく。
■ノロノロビーム
時間移動というわけではないが、対象の時間の流れのスピードを変える実は既に存在している。
というか、そもそもなぜこのような不思議な能力を持った実が存在するのか?
それは次の要素と関係しているだろう。
■悪魔の実は人工物?
このサイトでは随分昔から悪魔の実は完全な自然物ではないと主張し続けている。(何らかの知性がそこに介在している)
近年登場したクラッカーのビスビスの実はビスケットという食品がメインなだけじゃなくビスケットの歌ありきの能力である。
つまり悪魔の実が完全な人工物じゃなくとも人の手を通して造られたものであれば、そこに無限の可能性があるかもしれない。
そうなればトキトキの実を想像(創造)しなかった方が不自然というわけである。
■マダム・シャーリー
悪魔の実とは関係のない存在にマダム・シャーリーがいる。
彼女は能力者ではないにも関わらず完璧な未来予知を行うことができる。
原理はともかくこれが意味するのはつまり未来を覗くことは"ワンピース世界の物理法則"には反さないということ。
もし反さないのであれば無限の可能性を持った悪魔の実を利用し、時間(未来)と関連させた能力を何か作ることが可能だったのではないか?
実際、悪魔の実ではないがその技術を応用し誕生したかもしれない存在は既に登場している。
■古代兵器ポセイドンとしてのしらほし姫の存在
しらほしがどうすれば古代兵器として機能するのかという点は今は置いておくとして、ここでポイントになるのは空島に存在したポーネグリフにポセイドンのありかが記されていたことである。
もしポセイドンがノアのような"物"としての兵器であればそれほど妙な点はない。
だがしらほしは人魚で16歳である。
つまり16年より前はポセイドンはこの世に存在していなかったことになる。
だが空島のポーネグリフはそれ以前から存在していた。
ちなみに疑問だがもしその時そのポーネグリフを読んだら、何が書かれてあるのだろうか?
ロビンが読んだ内容と全く同じものが書かれているのか、それとも全く別の文章がそこにはあるのか。
それについてはここでは取り上げないとして、要するにしらほし誕生のタイミングはまるでルフィが海賊王になる時に合わせて生まれてきたかのように考えれるわけである。
ではこれらを踏まえてトキトキの実に話を戻す。
ラフテルがトキトキの実を食べた時をかける島でないのであれば、トキトキの実とは、運命を操作する能力ではないか。
マダム・シャーリーの予言的中率が100%というのがここでポイントになる。
つまりそれは変えようのない運命が存在するのを意味する。
だがそれは未来は完全に固定されているという意味ではない。
そこを文明崩壊直前の古代人は利用したのだ。
後に天竜人となる存在に王国を奪われる運命は変えようがなかった。
だがそこから先の未来には干渉することが可能だった。
トキトキの実とは干渉可能な未来の道筋を定める事ができる能力なのである。
だから様々な偶然が重なり現在ルフィはラフテルへ着実に近いづいているのだ。(特に大きいのはロビンが一味に入ったこと)
つまりこの説が正しい場合現在ルフィ達が辿っている道筋は偶然ではなく古代人によって定められた事になる。(ただし重要な部分のみであって細かな部分まで定められたとは思わない)
というわけでトキトキの実についての新たな説を考えてみたわけだが、運命操作の部分はトキトキの実説が外れていても充分あり得る話ではないだろうか。(その場合全く別の技術でそれを行ったことになる)
補足として(2)へつづく。